初恋を拗らせたワンコ彼氏が執着してきます
「ちょっと待ってね」
コーヒーが入ったマグカップを2つ持って移動し、ローテーブルに乗せた。
彼の横に座ると待ち構えていたように手を握られる。
急にどうしたんだろうと、彼の顔を見ると思いつめたような瞳がこちらを見ていた。
「唯花さん――俺と結婚してほしい」
「……っ」
唯花は息を飲んだ。
「俺と家族になって。一生一緒にいさせて……愛してるんだ」
「折原君……」
透の手が緊張で強張っているのがわかる。唯花はなんとか声を絞り出す。
「昔のことで折原君は私に拘っているだけで、その内目が覚めて離れていくって思ってたの」
「目が覚めたとしても俺が見るのはあなただけだ。離れたりするわけない。あの出会いは確かに切っ掛けだったけど、俺は今の唯花さんがどうしようもなく好きなんだよ」
彼の口調に迷いはなかった。
「私で、いいの? 7つも年上だし、たいして取り柄もないし家柄も……」
「それを言うなら俺も一緒だ。あなたみたいに自立した素敵な女性には、俺みたいに余裕のない奴じゃなくて、もっと大人の男が合っているのかもしれない」
透はもう一度唯花の手を握り直してから言った。
「でも、俺は唯花さんが欲しい。あなたしか要らないんだ……唯花さんは、俺を必要としてくれる?」
コーヒーが入ったマグカップを2つ持って移動し、ローテーブルに乗せた。
彼の横に座ると待ち構えていたように手を握られる。
急にどうしたんだろうと、彼の顔を見ると思いつめたような瞳がこちらを見ていた。
「唯花さん――俺と結婚してほしい」
「……っ」
唯花は息を飲んだ。
「俺と家族になって。一生一緒にいさせて……愛してるんだ」
「折原君……」
透の手が緊張で強張っているのがわかる。唯花はなんとか声を絞り出す。
「昔のことで折原君は私に拘っているだけで、その内目が覚めて離れていくって思ってたの」
「目が覚めたとしても俺が見るのはあなただけだ。離れたりするわけない。あの出会いは確かに切っ掛けだったけど、俺は今の唯花さんがどうしようもなく好きなんだよ」
彼の口調に迷いはなかった。
「私で、いいの? 7つも年上だし、たいして取り柄もないし家柄も……」
「それを言うなら俺も一緒だ。あなたみたいに自立した素敵な女性には、俺みたいに余裕のない奴じゃなくて、もっと大人の男が合っているのかもしれない」
透はもう一度唯花の手を握り直してから言った。
「でも、俺は唯花さんが欲しい。あなたしか要らないんだ……唯花さんは、俺を必要としてくれる?」