怜悧なCEOの恋情が溢れて、愛に囲われる政略結婚【マカロン文庫溺甘シリーズ2023】
どんな水着なのか、気にならないわけがない。
他の女ならどうでもいいが、好きな女の水着姿には当然興味が湧く。
「どう? かわいいでしょ? 一目惚れして買っちゃったんだ」
照れる様子もなく笑みを見せる冬璃とは反対に、俺は直視できずに視線をはずした。
彼女が着ていたのは、黒地に華やかな花柄のホルターネックビキニだった。
もちろん、似合っている。
だが、たわわに実った胸が強調されていて、目のやり場に困ったのだ。
「ずいぶん大人っぽい水着だな」
「私は子どもだから似合わない?」
「いや、そういう意味じゃないって……」
プールにあまり人がいなくて幸いだし、ビーチには行かなくて正解だった。
冬璃の大胆な水着姿を大勢の男たちにじろじろ見られてたまるか。
下はスカートがセットになっている……。それも危ないけれど、まあいいだろう。
問題は上半身だ。今後俺のいないところでこの水着を着ないことを願うしかない。
プールに入ろうとする冬璃のあとを追い、俺自身の体で出来るだけ彼女を隠す。
他の女ならどうでもいいが、好きな女の水着姿には当然興味が湧く。
「どう? かわいいでしょ? 一目惚れして買っちゃったんだ」
照れる様子もなく笑みを見せる冬璃とは反対に、俺は直視できずに視線をはずした。
彼女が着ていたのは、黒地に華やかな花柄のホルターネックビキニだった。
もちろん、似合っている。
だが、たわわに実った胸が強調されていて、目のやり場に困ったのだ。
「ずいぶん大人っぽい水着だな」
「私は子どもだから似合わない?」
「いや、そういう意味じゃないって……」
プールにあまり人がいなくて幸いだし、ビーチには行かなくて正解だった。
冬璃の大胆な水着姿を大勢の男たちにじろじろ見られてたまるか。
下はスカートがセットになっている……。それも危ないけれど、まあいいだろう。
問題は上半身だ。今後俺のいないところでこの水着を着ないことを願うしかない。
プールに入ろうとする冬璃のあとを追い、俺自身の体で出来るだけ彼女を隠す。