夜が明けたら君に幸せを。
思わず悲鳴を上げ後ずさる。
…虫が、この世で一番嫌いだ。
「ん?なに?…あ、蜘蛛?」
汐江くんは肩の蜘蛛に気づくと、なんでもなさそうに窓の外に逃していた。
「ふ、あはは!如月さん、今までで聞いたことない声出してた!」
「虫苦手なんだね」
柏木さんと櫻井くん、汐江くんまで笑っていて頬が熱くなる。
は、恥ずかしい…。
いくら虫が苦手だからって、なんて声を出してしまったんだろう…。
「ごめーんみんな!これアイス…って、なんでそんな笑ってるの?」
*
先生からもらったアイスを手に隅っこで座ってぼーとしていると、いきなり首に冷たいものを当てられひやりとした。
「如月さん、隣いい?」
ソーダ味のアイスを片手ににこっと笑った柏木さんに、こくりと頷く。
…虫が、この世で一番嫌いだ。
「ん?なに?…あ、蜘蛛?」
汐江くんは肩の蜘蛛に気づくと、なんでもなさそうに窓の外に逃していた。
「ふ、あはは!如月さん、今までで聞いたことない声出してた!」
「虫苦手なんだね」
柏木さんと櫻井くん、汐江くんまで笑っていて頬が熱くなる。
は、恥ずかしい…。
いくら虫が苦手だからって、なんて声を出してしまったんだろう…。
「ごめーんみんな!これアイス…って、なんでそんな笑ってるの?」
*
先生からもらったアイスを手に隅っこで座ってぼーとしていると、いきなり首に冷たいものを当てられひやりとした。
「如月さん、隣いい?」
ソーダ味のアイスを片手ににこっと笑った柏木さんに、こくりと頷く。