夜が明けたら君に幸せを。
すぐに変わることなんて難しいかもしれない。それでも、私は信じたいと思った人を、これから信じていきたい。
裏切られるかもしれないと疑うんじゃなくて、私を信じてくれる人を大切にしたい。
怖くても、一人じゃないから。
*
「明日香、おっはよー」
自席でスマホをいじっていると、後ろから柏木さん…花音が、私に抱きついてきた。
「あれ、二人っていつの間にそんな仲良くなったの?」
「私たち友達だもんー」
隣の席の櫻井くんに花音がピースサインを突き出して笑った。
「花音ー。先生に呼ばれてるよー」
「え、なんだろ。はーい」
呼ばれた花音が廊下に行ってしまい、櫻井くんと二人取り残される。
「さっきから入口気にしてたのって、花音待ってたからなんだね」
「…え?」
「あれ、違った?誰かが登校してくる度入口見てたから、誰かが来るの待ってるのかなって思ってたんだけど」
裏切られるかもしれないと疑うんじゃなくて、私を信じてくれる人を大切にしたい。
怖くても、一人じゃないから。
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「明日香、おっはよー」
自席でスマホをいじっていると、後ろから柏木さん…花音が、私に抱きついてきた。
「あれ、二人っていつの間にそんな仲良くなったの?」
「私たち友達だもんー」
隣の席の櫻井くんに花音がピースサインを突き出して笑った。
「花音ー。先生に呼ばれてるよー」
「え、なんだろ。はーい」
呼ばれた花音が廊下に行ってしまい、櫻井くんと二人取り残される。
「さっきから入口気にしてたのって、花音待ってたからなんだね」
「…え?」
「あれ、違った?誰かが登校してくる度入口見てたから、誰かが来るの待ってるのかなって思ってたんだけど」