夜が明けたら君に幸せを。
*
そう言ってから、二週間が経ってしまった。
いざ朝陽に告白をしようとしても、なかなかタイミングがなく緊張で会話すらまともにしていない。
「朝陽って基本的に一人なこととかないから、難しいよね」
移動教室に向かいながら、前を歩く男子三人組に聞かれないように花音がこそっと耳打ちしてきた。
「だからやっぱ言うとしたら修学旅行中とかじゃない?どっかに呼び出してさ…明日香?聞いてる?」
「…え?」
なんだろう…なんだか頭がぼーとする…。
「明日香!?」
気づいたら廊下に倒れていた。
あれ…?なんで私倒れてるんだろう…。
起きあがろうとするけど、体が鉛のように重くて力が入らない。
「明日香!?大丈夫…あつっ。何度あるのこれ。ちょっとごめん」
朝陽の声が聞こえたかと思うと、ふわっと体が持ち上げられた。
そう言ってから、二週間が経ってしまった。
いざ朝陽に告白をしようとしても、なかなかタイミングがなく緊張で会話すらまともにしていない。
「朝陽って基本的に一人なこととかないから、難しいよね」
移動教室に向かいながら、前を歩く男子三人組に聞かれないように花音がこそっと耳打ちしてきた。
「だからやっぱ言うとしたら修学旅行中とかじゃない?どっかに呼び出してさ…明日香?聞いてる?」
「…え?」
なんだろう…なんだか頭がぼーとする…。
「明日香!?」
気づいたら廊下に倒れていた。
あれ…?なんで私倒れてるんだろう…。
起きあがろうとするけど、体が鉛のように重くて力が入らない。
「明日香!?大丈夫…あつっ。何度あるのこれ。ちょっとごめん」
朝陽の声が聞こえたかと思うと、ふわっと体が持ち上げられた。