夜が明けたら君に幸せを。
「…え」
朝陽がにこっと優しく微笑んだ。
「朝陽、鞄持ってきたけど、なんで朝陽のまで持ってくる必要あんの?」
向こう側から玲音が鞄を持ってやってきた。
「家まで明日香のこと送ってくるから、先生に適当に言っといて」
「…は?あ、ちょ…」
二人分の鞄を持った朝陽に腕を引かれるまま学校を出る。
「ごめん朝陽…。今からでも学校戻って…」
「いいよ気にしなくて。明日香のこと放ってなんていられないよ」
大丈夫だから、と言わなきゃいけないのはわかっているけど…。
朝陽がそばにいてくれるだけで嬉しくて、この手を離すことなんてできなかった。
*
「ありがとう、送ってくれて…」
「中まで付き添わなくて平気?」
「うん、ここまでで大丈夫。本当にごめんねありがとう」
朝陽が優しく頭を撫でてくれて、それだけで頭痛が少し治った気がした。
朝陽は私が家の中に入るまで見守ってくれて、軽く手を振ってからドアを閉める。
朝陽がにこっと優しく微笑んだ。
「朝陽、鞄持ってきたけど、なんで朝陽のまで持ってくる必要あんの?」
向こう側から玲音が鞄を持ってやってきた。
「家まで明日香のこと送ってくるから、先生に適当に言っといて」
「…は?あ、ちょ…」
二人分の鞄を持った朝陽に腕を引かれるまま学校を出る。
「ごめん朝陽…。今からでも学校戻って…」
「いいよ気にしなくて。明日香のこと放ってなんていられないよ」
大丈夫だから、と言わなきゃいけないのはわかっているけど…。
朝陽がそばにいてくれるだけで嬉しくて、この手を離すことなんてできなかった。
*
「ありがとう、送ってくれて…」
「中まで付き添わなくて平気?」
「うん、ここまでで大丈夫。本当にごめんねありがとう」
朝陽が優しく頭を撫でてくれて、それだけで頭痛が少し治った気がした。
朝陽は私が家の中に入るまで見守ってくれて、軽く手を振ってからドアを閉める。