夜が明けたら君に幸せを。
「あ、一つ忘れてた」
「え?」
他に誰か残っていたっけ…?
「“もう明日香に会いたい”朝陽より」
「…っ」
それは、どういう意味…?
なんて、私はわかっている。きっと朝陽にとってはなんでもない言葉なんだろうね。
…それでも私は単純だから、その言葉が一番嬉しいんだよ。
「朝陽…。好きだよ…」
薄れゆく意識で、その言葉は声に出されたのか私にはわからなかった。
*
目が覚めると、窓の外はオレンジ色に染まっていた。
熱が出てから二日が経った。
体温計で測ると熱は36.5°まで下がっていた。
リビングに行くと、お母さんは出かけているのか姿がなかった。
「え?」
他に誰か残っていたっけ…?
「“もう明日香に会いたい”朝陽より」
「…っ」
それは、どういう意味…?
なんて、私はわかっている。きっと朝陽にとってはなんでもない言葉なんだろうね。
…それでも私は単純だから、その言葉が一番嬉しいんだよ。
「朝陽…。好きだよ…」
薄れゆく意識で、その言葉は声に出されたのか私にはわからなかった。
*
目が覚めると、窓の外はオレンジ色に染まっていた。
熱が出てから二日が経った。
体温計で測ると熱は36.5°まで下がっていた。
リビングに行くと、お母さんは出かけているのか姿がなかった。