想いはグランデ より愛を込めて

2階に上がると そこにいたのは

..........

そこに佇んでいるのは
　　　　中肉中背の　　　　　　人、？
性別はわからない。
　　　国籍も日本人の肌のような質感でありつつも
やや北欧のようなラテンのような色もしている。

髪はセミロングでさらさらした艶のある黒髪、

この季節にしては薄着で白の綿の
ふんわりとした衣を纏っている。

わたしが直観で感じたのは

ハロウィンの集まりなのでなにかのキャラ設定された方が古書店にするすると迷い込んできたのかと
思ってしまう。

とそうしていたが
どうやら違う。



彼女はそもそも......にん....げん......？
なのでしょうか？



それさえも確かなこととさえもわたしには
わかりません。

彼女はこちらを向いて微笑んでいる。

本を眺めたり、

またこちらを見たり、



「本がお好きなんですか？」


彼女は答えない。しばらく上を向いてうしろで
手を組んで
まごまごしている。

なんか彼女の仕草がおっとりとして
ななみさんにそっくりと思えるほど愛くるしい。

横顔と色っぽい流し目さらさらの髪質
すらっとした背丈、

どれもななみさんを感じさせる。

ただ違うところは
筋肉質で肩幅があり胸はさほどでてない。
靴も男性の体育館シューズのような靴だ。

初めてここに訪れるお客さんは
風変わりな方が多いので
一応は慣れているが

一階の喫茶スペースに彼女を案内することにした。