【プロット】この国を救うのは?聖女?騎士?いいえ、私のもふもふファミリーです!
冒頭部分のプロット
〇第一話
ダリアがこの世に産声を上げる。
空、山、森に住む七匹のもふもふ達に天啓が舞い降りる。
彼女の元に馳せ参じなければならない!!
七匹のもふもふ達は一目散に走り出した!!
ダリアの母が母乳を飲ませようとゆりかごに行くと、そこにはダリアを見守るように七匹の獣がいた。
ダリアの母は半狂乱になり、ダリアの父もやってきて、七匹を追い返す。
来る日も来る日もダリアの元へやってくる七匹。ある日、乳母が寝落ちしている隙にダリアを連れ去ろうとする男が現れる。
危険をいち早く察知したもふもふは男を退け、ことなきを得る。
ダリアの父は七匹がダリアの傍にいることを許したのだった。
〇第二話
あれから十七年後……。
元気に逞しく成長したダリアは父に呼び出される。
「あの子達のご飯を削れですって!?」
ダリアの父は事業に失敗してしまい、今のように世話の仕方では到底やっていけないことを説明した。
ダリアの父は七匹を手放すようにダリアに提案する。
ダリアは考えた。
これまで通りの生活をするには、自分でお金を稼ぐしかない!!
ダリアは七匹に相談した。誰にも内緒だが七匹には不思議な力があり、ダリアとだけ会話ができるのだ。
会議の結果、自力で稼ぐ道を模索することになり、ダリアはダメ元で騎士団を訪ねた。
騎士団でダリアを出迎えたのは強面で動物嫌いと噂のキルグだった……。
〇第三話
ダリアはキルグに七匹とともに騎士団で働きたいと直談判する。当然のことながらキルグは断り、ダリアは騎士団の詰所をつまみ出される。
諦めきれずに詰所の周りをウロウロしていると早馬がキルグに土砂崩れを知らせた。
「大変!!私達も手伝うわよ!!」
ダリアは七匹と共に現場に急行する。
酷い現場を見たダリアは七匹の聖獣としての力を解放する。
瓦礫をどかし、土砂を吹き飛ばし、崩れかかった樹木を固定し、土砂に埋まった人を次々と助けていく。
遅れてやってきたキルグ達騎士団の面々が見たものは、聖獣に囲まれた凛々しいダリアの姿だった。
「だから役に立つと言ったでしょう?」
ダリアはしたり顔で微笑んだのだった。