ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約
【vol.3 小日向とひなこ、宇賀山と秘密の彼女のダブルデート②】
夕方になると、四人は花山展望台に向かった。そこは九州では指折りの高さを誇っており、人気のスポットである。
四人はチケットを買うと、展望エレベーターで上まで行く琴になっていたが、徒歩コースもあるので、小日向とひなこはそちらを選んだ。すると宇賀山が自分もそちらに行きたいと言うが、涼夏が「邪魔しちゃ駄目でしょ~、めっ」と言うので、宇賀山は大人しくエレベーターに乗った。しかし、エレベーターが閉まる直前「お前らイチャイチャしすぎて目的を忘れるなよ」といらないことを言い、やはり涼夏に今度は肘でどつかれるのだった。
小日向はようやく邪魔者がいなくなったと安堵し、歩きながらどうにかイチャつける場所はないかと探した。ひなこと結婚してからというもの、小日向は今までの反動で、ひなこにデレデレであり、甘々になっていた。暇さえあれば、ひなこに抱きつき、キスをして、最後にはエッチもした。小日向はひなこが可愛くて愛しくてたまらず、ずっと一緒にいたかった。
目の前を見ると、ちょうど下を一望できて、木陰になっている良いスペースを見つけた。小日向はひなこに「あっちに行こうか」と言い、二人はそこのベンチに座った。
ひなこは「ここ眺め良いね」と小日向に言うと、小日向は早速ひなこに顔を近づけた。ひなこは「もう」と言うと、自分もそれに重ねた。小日向は次第にひなこの腰に手を回し、自分の体をひなこの体に寄せた。小日向とひなこはさっきよりもぐっと距離が縮まり、よりキスがしやすくなった。
小日向は「ほんと可愛い」と言いながらひなこにキスをした。ひなこはあまりにも小日向が最近がっつくので、嬉しいけど恥ずかしい気持ちになった。もはや宇賀山の前でも堂々とイチャイチャとしようとするので呆れている。
こんな調子なので家にいたらもう大変である。ひなこはそんな小日向に一杯食わせるために、小日向から突然顔を話すと、首筋に顔をうずめた。小日向はひなこからそんな風にされたことはないので驚き、「ひなこ、それはやばい」と言うが、ひなこはやめず、小日向の首筋にキスマークを付けた。
小日向はひなこが首を噛んだのかたまらなくエロく、もうずっとここにいようかなという気分になった。
そんなことをしていると、思ったより早く展望台に着いて暇になった二人が降りてきて、「お前ら~やっぱりかよ~」と宇賀山が頭を抱えながら来た。その後ろから涼夏は「あらあら~」と相変わらずな調子で言っている。
小日向はちっと心の中で舌打ちをしながら、今度はエレベーターで展望台へ向かった。
展望台に着くと、人が大勢いた。どこを見ても人だらけなので四人はどこで見るか困ったが、やがて近くの集団がいなくなり、スペースが空いた。四人はそこに行き、手すりに手をかけた。
「きれー」とひなこが言うと、隣の小日向がひなこの頭の上に手をぽんと置いた。ひなこは小日向の方を見ると、小日向はほほ笑んだ。宇賀山はそんな小日向を反対の隣からどついたが、それを見ていた涼夏からさらにどつかれたのだった。
ひなこはこれまで小日向とは色々なことがあったなと思いを馳せた。もちろんまだ会社にいるこころはたまに気になるが、小日向の自分への溺愛ぶりを見ればそれも薄れた。これからもずっと一緒にいれたらいいなとひなこは景色を見ながら思うのだった。
一方、隣の小日向は、今日は宇賀山に無理矢理連れてこられたが、なんだかんだひなことイチャイチャできたし良かったなと思った。もちろん日頃インドアな小日向にはきつかったが、たまにはひなこと二人でこんなところに来るのもありかなと思った。
ふと、小日向が隣を見ると、ひなこが口を開けてアホそうな顔をしていた。それを見て、小日向はいじらしくなり、片手でひなこの頬をぷにっと押しつぶした。ひなこは「うー」と言ったが、何ともそれが可愛らしく、小日向は笑った。
これは帰ったらまたひなことイチャイチャするしかないなと小日向は悪いことを考えていた。そしてそれを宇賀山に見られ、「お前、顔気持ち悪」と言われるのだった。
fin
四人はチケットを買うと、展望エレベーターで上まで行く琴になっていたが、徒歩コースもあるので、小日向とひなこはそちらを選んだ。すると宇賀山が自分もそちらに行きたいと言うが、涼夏が「邪魔しちゃ駄目でしょ~、めっ」と言うので、宇賀山は大人しくエレベーターに乗った。しかし、エレベーターが閉まる直前「お前らイチャイチャしすぎて目的を忘れるなよ」といらないことを言い、やはり涼夏に今度は肘でどつかれるのだった。
小日向はようやく邪魔者がいなくなったと安堵し、歩きながらどうにかイチャつける場所はないかと探した。ひなこと結婚してからというもの、小日向は今までの反動で、ひなこにデレデレであり、甘々になっていた。暇さえあれば、ひなこに抱きつき、キスをして、最後にはエッチもした。小日向はひなこが可愛くて愛しくてたまらず、ずっと一緒にいたかった。
目の前を見ると、ちょうど下を一望できて、木陰になっている良いスペースを見つけた。小日向はひなこに「あっちに行こうか」と言い、二人はそこのベンチに座った。
ひなこは「ここ眺め良いね」と小日向に言うと、小日向は早速ひなこに顔を近づけた。ひなこは「もう」と言うと、自分もそれに重ねた。小日向は次第にひなこの腰に手を回し、自分の体をひなこの体に寄せた。小日向とひなこはさっきよりもぐっと距離が縮まり、よりキスがしやすくなった。
小日向は「ほんと可愛い」と言いながらひなこにキスをした。ひなこはあまりにも小日向が最近がっつくので、嬉しいけど恥ずかしい気持ちになった。もはや宇賀山の前でも堂々とイチャイチャとしようとするので呆れている。
こんな調子なので家にいたらもう大変である。ひなこはそんな小日向に一杯食わせるために、小日向から突然顔を話すと、首筋に顔をうずめた。小日向はひなこからそんな風にされたことはないので驚き、「ひなこ、それはやばい」と言うが、ひなこはやめず、小日向の首筋にキスマークを付けた。
小日向はひなこが首を噛んだのかたまらなくエロく、もうずっとここにいようかなという気分になった。
そんなことをしていると、思ったより早く展望台に着いて暇になった二人が降りてきて、「お前ら~やっぱりかよ~」と宇賀山が頭を抱えながら来た。その後ろから涼夏は「あらあら~」と相変わらずな調子で言っている。
小日向はちっと心の中で舌打ちをしながら、今度はエレベーターで展望台へ向かった。
展望台に着くと、人が大勢いた。どこを見ても人だらけなので四人はどこで見るか困ったが、やがて近くの集団がいなくなり、スペースが空いた。四人はそこに行き、手すりに手をかけた。
「きれー」とひなこが言うと、隣の小日向がひなこの頭の上に手をぽんと置いた。ひなこは小日向の方を見ると、小日向はほほ笑んだ。宇賀山はそんな小日向を反対の隣からどついたが、それを見ていた涼夏からさらにどつかれたのだった。
ひなこはこれまで小日向とは色々なことがあったなと思いを馳せた。もちろんまだ会社にいるこころはたまに気になるが、小日向の自分への溺愛ぶりを見ればそれも薄れた。これからもずっと一緒にいれたらいいなとひなこは景色を見ながら思うのだった。
一方、隣の小日向は、今日は宇賀山に無理矢理連れてこられたが、なんだかんだひなことイチャイチャできたし良かったなと思った。もちろん日頃インドアな小日向にはきつかったが、たまにはひなこと二人でこんなところに来るのもありかなと思った。
ふと、小日向が隣を見ると、ひなこが口を開けてアホそうな顔をしていた。それを見て、小日向はいじらしくなり、片手でひなこの頬をぷにっと押しつぶした。ひなこは「うー」と言ったが、何ともそれが可愛らしく、小日向は笑った。
これは帰ったらまたひなことイチャイチャするしかないなと小日向は悪いことを考えていた。そしてそれを宇賀山に見られ、「お前、顔気持ち悪」と言われるのだった。
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