ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約

サークル

今日は三人は仲良くサークルに来ていた。

というのも、今日は練習ではなく試合観戦だったので、野球好きの三人は興奮していた。PonPonドームで、コルトバンク対ナクルトの試合だった。ひなこはナクルトのファンだったので、ナクルトの推しのユニフォームを着て、一際気合いが入っていた。

しかし、佳音は自分のお気に入りの選手が故障中でいなかったので、テンションが上がっておらず、しきりに立ってはトイレに行き、売店をうろついていた。

三人はなかなか良い席に座っていたので、たまにボールが飛んできた。すると、ちょうどひなこの顔の前にボールが勢いよく飛んできて、「危ない」と佳音が言うと、隣の和真がすばやくキャッチした。

「あっぶねぇな」と和真はギリギリのところでボールを止めたので冷や汗をかいていた。和真の手はひなこの肩に置かれていた。距離が大分近づいていたので、ひなこはドキドキせずにはいられなかった。今まではそんなことなかったのにどうしてしまったんだろうと思うが、最近恋をしてるからガードが甘くなったのだなと思った。

しばらくして、ナクルトが勝ち、試合は終了した。三人は試合に熱中しており、お腹が空いたのでいつもの飲み屋に向かった。
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