ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約
ボンクレール
遅れてきた恵美と合流し、四人はボンクレールに向かった。ボンクレールに着くと、ひなこ以外、すげぇと吟味していた。ひなこは自分の財布が減ると思うと気が乗らず、なおかつ、こんないかにも黒と金でシックにまとまった店、安い物なんて絶対ないと途方に暮れて、近くの椅子に座っていた。
廉さんはいかにもという感じで目を輝かせて店内をうろついていた。それが店員の目にとまったのか、奥から、こちら新作ですよとバックやら、Tシャツやら、靴やらを持ってきては、見せられていた。ひなこは余計なことをと思うが、言ってもしょうがないことなので言わなかった。
やがて廉さんがこれがいい、と手にしたのは、2万7000円の赤・白・青の三色の柄のサンダルだった。ひなこはこんなのに自分は約3万円も払うのかとクラクラしたが、廉さんの目はキラキラしていたので、しょうがなく払った。元々、2万円の約束だったので、端数はあとで返してもらう約束にした。しかし、ひなこはどうせ返って来ないだろうなと思ったのだった。
それから、廉さんの買い物は終わったので、今度はたつきのサングラスを探したが、夏もはじまっているのに今更いらないだろうという話になり、散々回ったあげく、何も買わずに終わった。
廉さんはいかにもという感じで目を輝かせて店内をうろついていた。それが店員の目にとまったのか、奥から、こちら新作ですよとバックやら、Tシャツやら、靴やらを持ってきては、見せられていた。ひなこは余計なことをと思うが、言ってもしょうがないことなので言わなかった。
やがて廉さんがこれがいい、と手にしたのは、2万7000円の赤・白・青の三色の柄のサンダルだった。ひなこはこんなのに自分は約3万円も払うのかとクラクラしたが、廉さんの目はキラキラしていたので、しょうがなく払った。元々、2万円の約束だったので、端数はあとで返してもらう約束にした。しかし、ひなこはどうせ返って来ないだろうなと思ったのだった。
それから、廉さんの買い物は終わったので、今度はたつきのサングラスを探したが、夏もはじまっているのに今更いらないだろうという話になり、散々回ったあげく、何も買わずに終わった。