ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約
第6章 ダブルアウト!すれ違う2人
夜行バス
ひなこは旅行好きなので、定期的に金さえあれば旅行に行く。最近はバイトのシフトも沢山入り、それなりに金銭的な余裕があったので東京旅行に来たのだった。
金銭的に余裕があるとはいえ、やはり交通費は抑えたかったので、ひなこは夜行バスを使った。
一番後ろで、席を倒すことができたのでいつもより快適に過ごすことができた。
途中、隣のおばさんがカントリークッキーをくれたのでひなこは機嫌が良くなった。
ふとLINEを開くと、夜中なので何も通知は来ていない。
それがひなこはなんとなくむず痒く、試しに小日向さんに「会いたいです」「ダメですか?」と送ったてみた。やや大胆だが、まあいいかと思い、ひなこはLINEを閉じて寝た。
しばらくするとバスが停まり、一回目のトイレ休憩となった。ひなこは起き上がるとLINEを確認した。しかし、夜中なので、小日向さんからLINEは来てなかった。
寝てひなこは冷静になったのか、やはりやりすぎだと思い、さっき送ったLINEを取り消し、「やっぱりなんでもないです」と送った。
ひなこは手早くトイレを済ませると、バスに戻った。
席に着くと、手元のスマホが光ったので、ひなこはお、と思いLINEを開いた。
そこには「どうした永山」「取り消ししすぎだぞ」と小日向さんから来ていた。
ひなこはなんだ、寝てないじゃんと思い、「気になりますか?」「ひなこって呼んでくれたら言いましょう」と送った。すると小日向さんは「永山、今日はゆっくりお休みなさいな」と送ってきた。
ひなこはめげずに「ひなこを所望します」「寝たくても寝れないんです」「なんででしょう」と送った。小日向さんは「とりあえずバイト頑張って」「笑」と送ってきた。
そしてひなこは「いや聞いてください」「私今東京に向かっているんです」「in夜行バス」と自分の場所を小日向に言った。ついでに、さっきサービスエリアで見つけたストラップの写真も付けた。そして「小日向さんにこれ似てます」と送った。
すると、小日向さんからすぐに「爆笑」「なにしにいくん?」「おれさま男子のライブ?」「似てねえよ」「笑笑」とノリノリな返信が来た。
ひなこはすぐにライブではないがと思いつつ、「おれさま男子の東畑大吾くんに会いに行きます」と送った。というのも、今アルバムリリースのキャンペーンで特設会場ができているので、もちろん旅行として来ているが、それ目的でもひなこは東京に行こうとしていた。
さらに、「めちゃそっくりじゃないですか」「美織がそろそろ飲みに行きたいと言っています」「私も同じ気持ちです」と送った。
すると小日向さんから、「美織さんは違うだろ笑手駒のイケメンたちいっぱいいるだろうから永山もおこぼれにあずかっとき!」「全然そっくりじゃねぇ」「明日に備えて少しでも休んでよ」と返信が来た。
実際、美織が飲みに行きたがっているのは本当だ。前回三人で飲むとなった時、男女の人数比が微妙だったので、小日向さんの後輩のエリート社員を連れてきてくれるという話だった。美織はそれをすごく楽しみにしていた。しかし、結果として日程が合わず、次回ということになったので、早く次を開催しようとひなこに言っていたのだ。
ひなこはやや冗談めかして「バレました?」「ていうか本当ですよ!」と送った。実際、ひなこも次の開催を楽しみにしているのでそう思われてもいいかとも思ったからである。さらに「寝たくても寝れないんです」と送り、まだLINEを続けてたいなと思った。
小日向さんは「気をつけていってらっしゃい」「少しでも寝てよ」という返信を送ってきた。
ひなこはそれに対して、美織の「私が一番楽しみなのに笑」というLINEをスクショして貼り付け、「だそうですよ?」「ありがとうございます」と送った。
また、ひなこは小日向さんにずっと感じていた疑問をぶつけた。「最後に一つ質問です」「なぜ美織は美織さんなのに私は永山なんですか!!!!」とひなこは小日向さんに送った。
ひなこはドキドキしながらその返信を待った。正直、自分だって下の名前で呼ばれたいとヤキモチを妬いていたので、真相はとても気になった。
そしてすぐに小日向さんからは返信が来た。「親近感ですね」「呼び捨ての方が好きじゃないすか?」「知らんけど」「さっさと寝て」と少し意地っ張りなLINEであるが、いつもと違う距離の近いLINEが来ていた。
ひなこは全身が熱くなるのを感じた。少しだが、小日向さんが自分のことを近くに感じてくれているということがたまらなく嬉しかった。その日はもうこれで十分幸せとひなこは「なるほど」「良い意味で捉えればいいんですね」「よく眠れそうです、夢で逢いましょう」と返信を送り、眠りについたのだった。
金銭的に余裕があるとはいえ、やはり交通費は抑えたかったので、ひなこは夜行バスを使った。
一番後ろで、席を倒すことができたのでいつもより快適に過ごすことができた。
途中、隣のおばさんがカントリークッキーをくれたのでひなこは機嫌が良くなった。
ふとLINEを開くと、夜中なので何も通知は来ていない。
それがひなこはなんとなくむず痒く、試しに小日向さんに「会いたいです」「ダメですか?」と送ったてみた。やや大胆だが、まあいいかと思い、ひなこはLINEを閉じて寝た。
しばらくするとバスが停まり、一回目のトイレ休憩となった。ひなこは起き上がるとLINEを確認した。しかし、夜中なので、小日向さんからLINEは来てなかった。
寝てひなこは冷静になったのか、やはりやりすぎだと思い、さっき送ったLINEを取り消し、「やっぱりなんでもないです」と送った。
ひなこは手早くトイレを済ませると、バスに戻った。
席に着くと、手元のスマホが光ったので、ひなこはお、と思いLINEを開いた。
そこには「どうした永山」「取り消ししすぎだぞ」と小日向さんから来ていた。
ひなこはなんだ、寝てないじゃんと思い、「気になりますか?」「ひなこって呼んでくれたら言いましょう」と送った。すると小日向さんは「永山、今日はゆっくりお休みなさいな」と送ってきた。
ひなこはめげずに「ひなこを所望します」「寝たくても寝れないんです」「なんででしょう」と送った。小日向さんは「とりあえずバイト頑張って」「笑」と送ってきた。
そしてひなこは「いや聞いてください」「私今東京に向かっているんです」「in夜行バス」と自分の場所を小日向に言った。ついでに、さっきサービスエリアで見つけたストラップの写真も付けた。そして「小日向さんにこれ似てます」と送った。
すると、小日向さんからすぐに「爆笑」「なにしにいくん?」「おれさま男子のライブ?」「似てねえよ」「笑笑」とノリノリな返信が来た。
ひなこはすぐにライブではないがと思いつつ、「おれさま男子の東畑大吾くんに会いに行きます」と送った。というのも、今アルバムリリースのキャンペーンで特設会場ができているので、もちろん旅行として来ているが、それ目的でもひなこは東京に行こうとしていた。
さらに、「めちゃそっくりじゃないですか」「美織がそろそろ飲みに行きたいと言っています」「私も同じ気持ちです」と送った。
すると小日向さんから、「美織さんは違うだろ笑手駒のイケメンたちいっぱいいるだろうから永山もおこぼれにあずかっとき!」「全然そっくりじゃねぇ」「明日に備えて少しでも休んでよ」と返信が来た。
実際、美織が飲みに行きたがっているのは本当だ。前回三人で飲むとなった時、男女の人数比が微妙だったので、小日向さんの後輩のエリート社員を連れてきてくれるという話だった。美織はそれをすごく楽しみにしていた。しかし、結果として日程が合わず、次回ということになったので、早く次を開催しようとひなこに言っていたのだ。
ひなこはやや冗談めかして「バレました?」「ていうか本当ですよ!」と送った。実際、ひなこも次の開催を楽しみにしているのでそう思われてもいいかとも思ったからである。さらに「寝たくても寝れないんです」と送り、まだLINEを続けてたいなと思った。
小日向さんは「気をつけていってらっしゃい」「少しでも寝てよ」という返信を送ってきた。
ひなこはそれに対して、美織の「私が一番楽しみなのに笑」というLINEをスクショして貼り付け、「だそうですよ?」「ありがとうございます」と送った。
また、ひなこは小日向さんにずっと感じていた疑問をぶつけた。「最後に一つ質問です」「なぜ美織は美織さんなのに私は永山なんですか!!!!」とひなこは小日向さんに送った。
ひなこはドキドキしながらその返信を待った。正直、自分だって下の名前で呼ばれたいとヤキモチを妬いていたので、真相はとても気になった。
そしてすぐに小日向さんからは返信が来た。「親近感ですね」「呼び捨ての方が好きじゃないすか?」「知らんけど」「さっさと寝て」と少し意地っ張りなLINEであるが、いつもと違う距離の近いLINEが来ていた。
ひなこは全身が熱くなるのを感じた。少しだが、小日向さんが自分のことを近くに感じてくれているということがたまらなく嬉しかった。その日はもうこれで十分幸せとひなこは「なるほど」「良い意味で捉えればいいんですね」「よく眠れそうです、夢で逢いましょう」と返信を送り、眠りについたのだった。