ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約
家
ひなこは家に帰るとすぐにもらった薬を飲んだ。するといくらか気分はマシになり、何人かの人に返信を返した。
そして今週約束している小日向さんにも、「小日向さんすいません」「私金曜行けなくなっちゃいました」とLINEを送った。
さらに、「東京から帰ってきてから体調おかしいなと思って病院に行ったらコロロでした」「せっかく日程空けておいてもらったのにほんとにごめんなさい」「めちゃめちゃ楽しみにしてたのでほんとついてないなぁと思います」「ほんとにごめんなさい」と追加で送った。
ひなこは送る時も、もしかしたら治るかもと淡い期待を抱いていたが、コロロだと人にうつしてしまうのでそれは駄目だと自分にブレーキをかけた。
しばらくして、きっと仕事終わりであろう小日向さんから、「お疲れ様〜いやいや全然いいよ!また別ににしましょう!」「そんなことよりちゃんとゆっくり休んでね〜」と優しく、労ってくれているLINEが来た。
ひなこは胸にジンときて、やはりこの人を好きなって良かったと思った。日頃はツンツンで意地っ張りで、優しい言葉なんてほとんどないが、こういう時はやっぱり優しいんだと、弱っているのでいつもより心に沁みた。
ひなこは、「そう言ってもらえて嬉しいです」「ありがとうございます!」「ほんとになってみてしんどさ実感したんで小日向さんも外に出る時は気をつけてくださいねー!!」と、いつもは言わないようなしおらしいLINEを送った。
すると小日向さんは、「別ににって笑別日ね!あっめちゃしんどいのねほんとゆっくり休んで!」「僕はもうワクチン打ってて義務果たしたんでコロロ罹ってもやむ無しだわ」「ほんとご自愛ください〜」と少しクスリと笑えるLINEが来た。
ひなこはさすが小日向さんだなと思った。自分は優しいLINEより、少し笑いがあるLINEが好きだったのにまさにドンピシャだなと思った。
ひなこはそれに乗っかり、「解読できてましたよ?笑今は薬飲んで復活しました!笑薬の力すごいですよ笑笑はーい!!」「義務て笑笑なら今度会った時たくさん菌持っていきますね?」「はーい!ありがとうございます!」と送った。
すると小日向さんは、菌のところに「いやそれはまじやめて」とツッコミを入れ、「ではおやすみなさいませー」と返信を送ってきた。
ひなこは「同じしんどさをぜひ⭐︎」「おやすみなさーい」と送った。
ひなこはさっきまでの熱が嘘のように引いたような気がして、やはり小日向さんの力は凄いなと的外れなことを考えていたのだった。
そして今週約束している小日向さんにも、「小日向さんすいません」「私金曜行けなくなっちゃいました」とLINEを送った。
さらに、「東京から帰ってきてから体調おかしいなと思って病院に行ったらコロロでした」「せっかく日程空けておいてもらったのにほんとにごめんなさい」「めちゃめちゃ楽しみにしてたのでほんとついてないなぁと思います」「ほんとにごめんなさい」と追加で送った。
ひなこは送る時も、もしかしたら治るかもと淡い期待を抱いていたが、コロロだと人にうつしてしまうのでそれは駄目だと自分にブレーキをかけた。
しばらくして、きっと仕事終わりであろう小日向さんから、「お疲れ様〜いやいや全然いいよ!また別ににしましょう!」「そんなことよりちゃんとゆっくり休んでね〜」と優しく、労ってくれているLINEが来た。
ひなこは胸にジンときて、やはりこの人を好きなって良かったと思った。日頃はツンツンで意地っ張りで、優しい言葉なんてほとんどないが、こういう時はやっぱり優しいんだと、弱っているのでいつもより心に沁みた。
ひなこは、「そう言ってもらえて嬉しいです」「ありがとうございます!」「ほんとになってみてしんどさ実感したんで小日向さんも外に出る時は気をつけてくださいねー!!」と、いつもは言わないようなしおらしいLINEを送った。
すると小日向さんは、「別ににって笑別日ね!あっめちゃしんどいのねほんとゆっくり休んで!」「僕はもうワクチン打ってて義務果たしたんでコロロ罹ってもやむ無しだわ」「ほんとご自愛ください〜」と少しクスリと笑えるLINEが来た。
ひなこはさすが小日向さんだなと思った。自分は優しいLINEより、少し笑いがあるLINEが好きだったのにまさにドンピシャだなと思った。
ひなこはそれに乗っかり、「解読できてましたよ?笑今は薬飲んで復活しました!笑薬の力すごいですよ笑笑はーい!!」「義務て笑笑なら今度会った時たくさん菌持っていきますね?」「はーい!ありがとうございます!」と送った。
すると小日向さんは、菌のところに「いやそれはまじやめて」とツッコミを入れ、「ではおやすみなさいませー」と返信を送ってきた。
ひなこは「同じしんどさをぜひ⭐︎」「おやすみなさーい」と送った。
ひなこはさっきまでの熱が嘘のように引いたような気がして、やはり小日向さんの力は凄いなと的外れなことを考えていたのだった。