ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約
居酒屋
ひなこは今日はバイト帰りに佳音と飲みに来ていた。
佳音はさっそくとばかりに身を乗り出して、「あの時何があったんですか?」と和真の家での出来事を聞いた。
ひなこは、「あーあれ?事故よ事故」と言うので、佳音は「和真さんと同じこと言うじゃないですかー]と言った。するとひなこは「げ」と言い、「あいつの話はやめよう」と言った。
佳音は「えー」と不満を漏らしていたが、ひなこがそういうので渋々従った。ひなこは「そういうあんたはどうなのよ」と佳音に聞くと、「まーふつうですー」といつもみたいに惚気なかったのでおかしいなと思った。
問い詰めると、やはり問題があり、青葉先生は浮気しているかもしれないとのことだった。ひなこはやはりかと思ったがさすがに佳音が可哀想なので言わなかった。
「もう別れれば良いじゃん」とひなこが言うと、相変わらず「やですよー」といつもの台詞を言い、「学校で気まずくなるじゃないですか」と言った。ひなこはどっちにしろ気まずいだろと思った。どちらにしろ、この事実を知ってしまったこと自体が、自分が一番気まずいと思ったのだった。佳音はどうせ何を言っても聞かないのでこういう時は放っておこうと思ったのだった。
塩だれキャベツが運ばれてきて、佳音がそれを食べていた。すると「先輩、見てくださいよー」とキャベツの一端を取り出し、そこには細い昆布のようなものがついており、顔のようになっていた。ひなこが冷たい目で、「なにそれ」というと「小日向さんですよー」と言った。ひなこは正直くだらないと思ったが、ちょうどいいネタだと思い、小日向さんに動画付きで送ってみた。LINEは久々だったので「忙しかったのでLINEできてませんでした」と送った。
すると「いやしなくていいよ」「笑」と予想通りな返信が返ってきた。ひなこは「いや返信はやっ」「びっくりしました」と送ると、「ヤバしか言ってねぇ」と動画についての返信が返ってきた。
そして「よーく聞いたら聞こえますよ」「もう食べたとか言ってます」「また作ります?」とひなこは送った。それに対して小日向さんは、全く関係ないことを送ってきた。
「永山さ」「合コンとか行かないの」という文字をひなこは見てこれは現実かと思わず目を擦った。
「え?どういうことですか?」「企画してくれるんですか?」とひなこが送ると、「いやするわけねーじゃん」「歳の差いくつよ」と来たので、じゃあ何なんだとひなこは思ったのだった。
ひなこは「そこは優秀な後輩たちを紹介してください」「てか何で合コンなんですか?」と小日向さんに疑問をぶつけた。
すると「永山さん、きみには合コンだよ」とやはり訳の分からない答えになっていない返信が来た。
ひなこは「はぁ?」「間に合ってます」「小日向さんこそ合コン行った方がいいですよ」「40なる前に」「(嫌味)」と送った。
小日向さんは「間に合ってるわけねーだろ笑笑」といつものようにひなこをからかった。
ひなこは「えぇ、小日向さんが知らないだけで、男の子の友達たーーーーくさんいますよ」とあえて長い棒を沢山つけたLINEを送った。
小日向さんは納得したのか呆れたのか、「そっか」「頑張れ永山」と余計なお世話と言わんばかりの返信が来た。
ひなこは「え?」「何を頑張ればいいんですか?」「もう十分頑張ってますよ」と送ると、「笑笑」「ご愁傷様です」と返信が来るのだった。
ひなこはこれは小日向さんもしかして酔ってるのかもしれないと思い、「酔ってるんですか?笑」と送ると、「酔った」「おやすみ」と案の定な返信が返ってきた。
ひなこは「珍しい」「迎えに行ってあげましょうか?」と冗談で送ると、ムカつくことにすぐに「結構です」という返信が来たのだった。
ひなこは「やはりでしたか」「1人で飲んでるんですか?」と送り、写真を付けてさらに、「酔いどれ小日向」「きっとこんな感じですかね」と送った。小日向さんは、ひなこが満面の笑みを浮かべている写真を送り、「こんな感じです」「そろそろ永山の新しい写真撮らないと」と送ってきた。
またこの写真かと思ったが、小日向さんの写真フォルダーにまだ自分が入っていることが嬉しく、満更でもなかった。
「たくさん可愛い写真送ったのに何でこれですか」「金曜日ですね」「私はエリートの写真が欲しいです」とひなこは送った。金曜日というのは、今度美織の結婚式がその日にあり、その後に飲もうという話になっている。美織は来ると言ってるが、絶対無理だろうとひなこは思っていた。また、今度こそエリート社員を連れてきてくれると豪語していたのでひなこは密かに楽しみにしていた。
小日向さんは「てかあれじゃん」「お笑い芸人に似てるって言われない?」と雲行きの怪しいことを言ってきた。
ひなこは「ええ?誰ですか?」「ぼぼ塾のゆうりですか?」「言われたことないです」と送った。
小日向さんから「それ!」と来て、ひなこはまさかの大当たりじゃんと肩を落とした。ゆうりはかなりのデブで中々の顔面だったためにひなこは落胆したのだった。
ひなこは「ええ」「当たっちゃいました、ひどい」と送った。すると「激似じゃん」と返信が来たのでどこがと心の中でツッコミを入れた。
「小日向さんは高良圭人ですかね」「むかつきます」「似てません」とひなこは返信を送った。
小日向さんから「言われる?」と来たので、「言われたことありません」とキッパリと言った。すると小日向さんからさらに返信が来て、写真と共に「まんまやん」と来た。
ひなこが「いや違います」「もー謝りますからやめてください」と送ると、「売れっ子やん」と返信が来た。
あまりにも楽しそうにLINEをしてるので目の前の佳音は「なーんか、私を置いて楽しそうですね」とぶすくれた。しょうがないのでそれを見せると「似てます」と言われ、ひなこは見せたことを後悔した。
ひなこは「キャラは好きだけど」「いや尊敬もしてるけど」「それとこれは別です」と送った。小日向さんは「どの立場で尊敬してるの」と送ってきたので「芸人としてです」と送り、さらに「酔ってるからって許されないですよ?」と送った。
しかし小日向さんはずっとこの調子で「激似やん」「オモロ」とバカにしてきた。
ひなこは「女の子を傷つけるひどい人です」と送り、なんなら「インスタの投票機能で勝負しますか?」と自分から申し出た。
するとすぐに小日向さんから「しよーや」とノリノリなLINEが来た。
ひなこは手慣れた手つきでインスタの投票機能を設定した。証拠としてその写真を送ると、小日向さんは「よくやった」「不安要素は永山にそんなにフォロワーがいないことだけ」と送って来た。
ひなこは自分のフォロワー数の写真を送って、「割といるから安心してください」と送った。
すると、そこには小日向さんのことを書いた投稿を載せていたので、「つかさ」「おい」「俺のことを載せるな」「ばか」とLINEが来た。
ひなこは何だかそのばかが可愛くてニヤけていると、佳音にいつものごとく「キモいですー」と言われてしまったのだった。
それからしばらくLINEのやりとりを続けた。小日向さんはその日酔っていたので度々LINEは返って来ていて、たまに佳音につっこんだりもしていた。
そして結果は、19対4で似てるの圧勝だった。ひなこはこんな時に限って投票してくるフォロワーを憎んだが、結果的に小日向さんとかなり長い時間LINEできたからいいかと納得するのだった。
佳音はさっそくとばかりに身を乗り出して、「あの時何があったんですか?」と和真の家での出来事を聞いた。
ひなこは、「あーあれ?事故よ事故」と言うので、佳音は「和真さんと同じこと言うじゃないですかー]と言った。するとひなこは「げ」と言い、「あいつの話はやめよう」と言った。
佳音は「えー」と不満を漏らしていたが、ひなこがそういうので渋々従った。ひなこは「そういうあんたはどうなのよ」と佳音に聞くと、「まーふつうですー」といつもみたいに惚気なかったのでおかしいなと思った。
問い詰めると、やはり問題があり、青葉先生は浮気しているかもしれないとのことだった。ひなこはやはりかと思ったがさすがに佳音が可哀想なので言わなかった。
「もう別れれば良いじゃん」とひなこが言うと、相変わらず「やですよー」といつもの台詞を言い、「学校で気まずくなるじゃないですか」と言った。ひなこはどっちにしろ気まずいだろと思った。どちらにしろ、この事実を知ってしまったこと自体が、自分が一番気まずいと思ったのだった。佳音はどうせ何を言っても聞かないのでこういう時は放っておこうと思ったのだった。
塩だれキャベツが運ばれてきて、佳音がそれを食べていた。すると「先輩、見てくださいよー」とキャベツの一端を取り出し、そこには細い昆布のようなものがついており、顔のようになっていた。ひなこが冷たい目で、「なにそれ」というと「小日向さんですよー」と言った。ひなこは正直くだらないと思ったが、ちょうどいいネタだと思い、小日向さんに動画付きで送ってみた。LINEは久々だったので「忙しかったのでLINEできてませんでした」と送った。
すると「いやしなくていいよ」「笑」と予想通りな返信が返ってきた。ひなこは「いや返信はやっ」「びっくりしました」と送ると、「ヤバしか言ってねぇ」と動画についての返信が返ってきた。
そして「よーく聞いたら聞こえますよ」「もう食べたとか言ってます」「また作ります?」とひなこは送った。それに対して小日向さんは、全く関係ないことを送ってきた。
「永山さ」「合コンとか行かないの」という文字をひなこは見てこれは現実かと思わず目を擦った。
「え?どういうことですか?」「企画してくれるんですか?」とひなこが送ると、「いやするわけねーじゃん」「歳の差いくつよ」と来たので、じゃあ何なんだとひなこは思ったのだった。
ひなこは「そこは優秀な後輩たちを紹介してください」「てか何で合コンなんですか?」と小日向さんに疑問をぶつけた。
すると「永山さん、きみには合コンだよ」とやはり訳の分からない答えになっていない返信が来た。
ひなこは「はぁ?」「間に合ってます」「小日向さんこそ合コン行った方がいいですよ」「40なる前に」「(嫌味)」と送った。
小日向さんは「間に合ってるわけねーだろ笑笑」といつものようにひなこをからかった。
ひなこは「えぇ、小日向さんが知らないだけで、男の子の友達たーーーーくさんいますよ」とあえて長い棒を沢山つけたLINEを送った。
小日向さんは納得したのか呆れたのか、「そっか」「頑張れ永山」と余計なお世話と言わんばかりの返信が来た。
ひなこは「え?」「何を頑張ればいいんですか?」「もう十分頑張ってますよ」と送ると、「笑笑」「ご愁傷様です」と返信が来るのだった。
ひなこはこれは小日向さんもしかして酔ってるのかもしれないと思い、「酔ってるんですか?笑」と送ると、「酔った」「おやすみ」と案の定な返信が返ってきた。
ひなこは「珍しい」「迎えに行ってあげましょうか?」と冗談で送ると、ムカつくことにすぐに「結構です」という返信が来たのだった。
ひなこは「やはりでしたか」「1人で飲んでるんですか?」と送り、写真を付けてさらに、「酔いどれ小日向」「きっとこんな感じですかね」と送った。小日向さんは、ひなこが満面の笑みを浮かべている写真を送り、「こんな感じです」「そろそろ永山の新しい写真撮らないと」と送ってきた。
またこの写真かと思ったが、小日向さんの写真フォルダーにまだ自分が入っていることが嬉しく、満更でもなかった。
「たくさん可愛い写真送ったのに何でこれですか」「金曜日ですね」「私はエリートの写真が欲しいです」とひなこは送った。金曜日というのは、今度美織の結婚式がその日にあり、その後に飲もうという話になっている。美織は来ると言ってるが、絶対無理だろうとひなこは思っていた。また、今度こそエリート社員を連れてきてくれると豪語していたのでひなこは密かに楽しみにしていた。
小日向さんは「てかあれじゃん」「お笑い芸人に似てるって言われない?」と雲行きの怪しいことを言ってきた。
ひなこは「ええ?誰ですか?」「ぼぼ塾のゆうりですか?」「言われたことないです」と送った。
小日向さんから「それ!」と来て、ひなこはまさかの大当たりじゃんと肩を落とした。ゆうりはかなりのデブで中々の顔面だったためにひなこは落胆したのだった。
ひなこは「ええ」「当たっちゃいました、ひどい」と送った。すると「激似じゃん」と返信が来たのでどこがと心の中でツッコミを入れた。
「小日向さんは高良圭人ですかね」「むかつきます」「似てません」とひなこは返信を送った。
小日向さんから「言われる?」と来たので、「言われたことありません」とキッパリと言った。すると小日向さんからさらに返信が来て、写真と共に「まんまやん」と来た。
ひなこが「いや違います」「もー謝りますからやめてください」と送ると、「売れっ子やん」と返信が来た。
あまりにも楽しそうにLINEをしてるので目の前の佳音は「なーんか、私を置いて楽しそうですね」とぶすくれた。しょうがないのでそれを見せると「似てます」と言われ、ひなこは見せたことを後悔した。
ひなこは「キャラは好きだけど」「いや尊敬もしてるけど」「それとこれは別です」と送った。小日向さんは「どの立場で尊敬してるの」と送ってきたので「芸人としてです」と送り、さらに「酔ってるからって許されないですよ?」と送った。
しかし小日向さんはずっとこの調子で「激似やん」「オモロ」とバカにしてきた。
ひなこは「女の子を傷つけるひどい人です」と送り、なんなら「インスタの投票機能で勝負しますか?」と自分から申し出た。
するとすぐに小日向さんから「しよーや」とノリノリなLINEが来た。
ひなこは手慣れた手つきでインスタの投票機能を設定した。証拠としてその写真を送ると、小日向さんは「よくやった」「不安要素は永山にそんなにフォロワーがいないことだけ」と送って来た。
ひなこは自分のフォロワー数の写真を送って、「割といるから安心してください」と送った。
すると、そこには小日向さんのことを書いた投稿を載せていたので、「つかさ」「おい」「俺のことを載せるな」「ばか」とLINEが来た。
ひなこは何だかそのばかが可愛くてニヤけていると、佳音にいつものごとく「キモいですー」と言われてしまったのだった。
それからしばらくLINEのやりとりを続けた。小日向さんはその日酔っていたので度々LINEは返って来ていて、たまに佳音につっこんだりもしていた。
そして結果は、19対4で似てるの圧勝だった。ひなこはこんな時に限って投票してくるフォロワーを憎んだが、結果的に小日向さんとかなり長い時間LINEできたからいいかと納得するのだった。