ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約
お洒落な焼き鳥屋
小日向さんが指定した場所はお洒落な焼き鳥屋さんだった。前回二軒目に行った場所も焼き鳥屋だったのでなんとなく意識してるのかな?とひなこは思った。
結婚式が終わったことをLINEで小日向さんに伝えると、「もう先入ってるわー」と返信が来た。
ひなこはドキドキしながら焼き鳥屋に入ろうとするがそこは二階席があり、少し入り辛い雰囲気だった。
ひなこはしょうがなく小日向さんに電話するが、「中うるさいから出れない」「店員に言えばいいじゃん」とLINEが来た。
ひなこはこっちだよと手を振ってくれるだけで良かったのだが、小日向さんはそんなことはしてくれなかった。
店に入り、小日向さんの元に行くと、相変わらずかっこよかった。服は前回よりもダサかったがそれがまた女っ気がなくてより良いとひなこは思った。
席に着くと小日向さんはなんだか機嫌が悪く、さっきのことを掘り返しては怒っていた。来て早々、この人は何なんだと思ったが、会えたことが嬉しかったので、そんなに気にはしなかった。
小日向さんはいつも通り、ハイボールを頼み、ひなこは梅酒のロックにした。ひなこは久々にお酒を飲むのでウキウキしており、乾杯を早速インスタにあげた。小日向さんはそれ何が楽しいのと呆れていたが、ひなこは自己満なのでこれで良かった。
途中、小日向さんはスマホを取り出し、誰かに返信していた。小日向さんいわく、会社の後輩らしいが、返信を送る時、ニヤニヤとしていたので、これは女ではないかとひなこは疑っていた。
そして、ひなこは今日は酔っ払う気満々だったので次から次へと梅酒のロックを頼んだ。小日向さんは微妙な顔をしていたが、ひなこは気にしなかった。
すると段々酔いが回って来て、小日向さんに「カッコいいですね」「イケメンですね」とダル絡みを始めた。小日向さんは梅酒が十杯を越えた辺りから、「もうやめておけ」とひなこに再三注意したが、ひなこは酔っていて、訳が分からなかったので、更に注文した。
呆れた小日向さんはいつもはハイボールしか飲まないのに、ひなこを思ってか時々梅酒を飲んでくれた。
しかし、ひなこはそれにも関わらず、「小日向さん、私の梅酒取らないで下さい」と喧嘩を売っていた。そしてその度に、小日向さんは呆れて、「いや俺のだろ」と怒っていた。
そんなやりとりを続け、そろそろ美織が来るんじゃないかということで、電話をかけた。すると、鏑木駅にいるということだった。ひなこはもう少し小日向さんと二人きりでいたかったが、小日向さんは「一対一なら来なかった、詐欺詐欺」と笑いながら言っていたので、ひなこは本気かは分からないが多少は傷ついていた。
そして鏑木駅まで歩いていると何故だか分からないが突然小日向さんが「帰る」と言い出したのでひなこは驚いた。
ひなこは「美織が待ってます」と必死で小日向さんを引き留めたが、小日向さんの意思は変わらなかった。
ひなこは怒って、「もういいです。一人で帰ります」と反対側に向かって歩いていった。
しばらくして振り返ると小日向さんの姿はもうなくやらかしたとひなこは思うのだった。
結婚式が終わったことをLINEで小日向さんに伝えると、「もう先入ってるわー」と返信が来た。
ひなこはドキドキしながら焼き鳥屋に入ろうとするがそこは二階席があり、少し入り辛い雰囲気だった。
ひなこはしょうがなく小日向さんに電話するが、「中うるさいから出れない」「店員に言えばいいじゃん」とLINEが来た。
ひなこはこっちだよと手を振ってくれるだけで良かったのだが、小日向さんはそんなことはしてくれなかった。
店に入り、小日向さんの元に行くと、相変わらずかっこよかった。服は前回よりもダサかったがそれがまた女っ気がなくてより良いとひなこは思った。
席に着くと小日向さんはなんだか機嫌が悪く、さっきのことを掘り返しては怒っていた。来て早々、この人は何なんだと思ったが、会えたことが嬉しかったので、そんなに気にはしなかった。
小日向さんはいつも通り、ハイボールを頼み、ひなこは梅酒のロックにした。ひなこは久々にお酒を飲むのでウキウキしており、乾杯を早速インスタにあげた。小日向さんはそれ何が楽しいのと呆れていたが、ひなこは自己満なのでこれで良かった。
途中、小日向さんはスマホを取り出し、誰かに返信していた。小日向さんいわく、会社の後輩らしいが、返信を送る時、ニヤニヤとしていたので、これは女ではないかとひなこは疑っていた。
そして、ひなこは今日は酔っ払う気満々だったので次から次へと梅酒のロックを頼んだ。小日向さんは微妙な顔をしていたが、ひなこは気にしなかった。
すると段々酔いが回って来て、小日向さんに「カッコいいですね」「イケメンですね」とダル絡みを始めた。小日向さんは梅酒が十杯を越えた辺りから、「もうやめておけ」とひなこに再三注意したが、ひなこは酔っていて、訳が分からなかったので、更に注文した。
呆れた小日向さんはいつもはハイボールしか飲まないのに、ひなこを思ってか時々梅酒を飲んでくれた。
しかし、ひなこはそれにも関わらず、「小日向さん、私の梅酒取らないで下さい」と喧嘩を売っていた。そしてその度に、小日向さんは呆れて、「いや俺のだろ」と怒っていた。
そんなやりとりを続け、そろそろ美織が来るんじゃないかということで、電話をかけた。すると、鏑木駅にいるということだった。ひなこはもう少し小日向さんと二人きりでいたかったが、小日向さんは「一対一なら来なかった、詐欺詐欺」と笑いながら言っていたので、ひなこは本気かは分からないが多少は傷ついていた。
そして鏑木駅まで歩いていると何故だか分からないが突然小日向さんが「帰る」と言い出したのでひなこは驚いた。
ひなこは「美織が待ってます」と必死で小日向さんを引き留めたが、小日向さんの意思は変わらなかった。
ひなこは怒って、「もういいです。一人で帰ります」と反対側に向かって歩いていった。
しばらくして振り返ると小日向さんの姿はもうなくやらかしたとひなこは思うのだった。