ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約
大学
ひなこは午前中、大学に行くと、そこには和真だけがいた。また佳音はサボりかと思っていると、和真がそれを悟ったように「今日は来るぞ」と言った。
ひなこは「なんであんたが知ってるんよ」と訝しげに言うと、和真は「昨日のこと、謝られたんだよ。それのついでに途中から来るって言ってた」と言った。
ひなこはアレかと思った。和真はひなこに佳音とのLINEを堂々と見せた。そこには「昨日のアレは嘘です。和真さん安心してくださいね♡」と来ていた。
安心してくださいと言ってる割には、文面にハートが付いてるけどなとひなこはツッコミたい気持ちを抑えた。
和真はあえて佳音とは何もないことを、スマホを見せて強調した。
こんなことで、ひなこに遠慮されても困るからなと和真は思った。
そんなやりとりをしている間に佳音は二人の元にやってきた。
二人はそれぞれ声を掛けたが、佳音はさっそく「私、別れました」とアッサリと言った。
ひなこは朝からその話かと胃がもたれそうな気持ちだったが、別れたと聞き、「えぇ」と声を出さずにはいられなかった。
急いで「なんでよ」と疑問を投げかけると、「昨日電話して、もういいやって気持ちになったんです。新しい人探します」と佳音は言った。そして余計なことに「和真さん、私の隣空いてますよ?」とウインクをしながら言った。
和真は「俺の隣は空いてないがな」とこいつ余計なことをと思いながら言い返した。
ひなこはそんな様子を呆れながら見ていたが、電話といえば、自分も昨日の小日向さんとの電話は楽しかったなと思った。
初めて掛けてみたが、小日向さんは思ったよりも相手をしてくれて、リアルで会うより、いくらか優しかった。
それに味をしめ、ついつい夜中まで相手させてしまったので、きっと今日は小日向さんは眠いだろうなと思った。
もちろん自分も眠いので早速机に突っ伏したのであった。
ひなこは「なんであんたが知ってるんよ」と訝しげに言うと、和真は「昨日のこと、謝られたんだよ。それのついでに途中から来るって言ってた」と言った。
ひなこはアレかと思った。和真はひなこに佳音とのLINEを堂々と見せた。そこには「昨日のアレは嘘です。和真さん安心してくださいね♡」と来ていた。
安心してくださいと言ってる割には、文面にハートが付いてるけどなとひなこはツッコミたい気持ちを抑えた。
和真はあえて佳音とは何もないことを、スマホを見せて強調した。
こんなことで、ひなこに遠慮されても困るからなと和真は思った。
そんなやりとりをしている間に佳音は二人の元にやってきた。
二人はそれぞれ声を掛けたが、佳音はさっそく「私、別れました」とアッサリと言った。
ひなこは朝からその話かと胃がもたれそうな気持ちだったが、別れたと聞き、「えぇ」と声を出さずにはいられなかった。
急いで「なんでよ」と疑問を投げかけると、「昨日電話して、もういいやって気持ちになったんです。新しい人探します」と佳音は言った。そして余計なことに「和真さん、私の隣空いてますよ?」とウインクをしながら言った。
和真は「俺の隣は空いてないがな」とこいつ余計なことをと思いながら言い返した。
ひなこはそんな様子を呆れながら見ていたが、電話といえば、自分も昨日の小日向さんとの電話は楽しかったなと思った。
初めて掛けてみたが、小日向さんは思ったよりも相手をしてくれて、リアルで会うより、いくらか優しかった。
それに味をしめ、ついつい夜中まで相手させてしまったので、きっと今日は小日向さんは眠いだろうなと思った。
もちろん自分も眠いので早速机に突っ伏したのであった。