お師匠様とイチャイチャしたい!
◇
小さな村の山の麓にちょっとボロくて狭い二階建ての家がある。
一階は仕事場、二回は居住スペース。
玉子の焼けるいい匂いに誘われて私はキッチンに顔を出した。
「お師匠様、おはよぉ」
「おお?やっと起きたか、寝坊助」
「寝坊助じゃないよ、お師匠様が早すぎるだけでしょ」
私はギギギっと椅子を引き座る。
すぐにできたてのオムレツとロールパンが目の前に置かれた。
「さっさと食っちまえ」
「はーい、いただきまぁす」
口の悪いお師匠様は私の前にどっかり座ると、自分もモソモソと食べだした。
「美味しいっ!」
「そりゃよかったな」
満面の笑みの私と対照的にお師匠様はクールに笑った。
その顔はいつ見ても格好いい。
銀色で細く流れるような髪は肩より長く、ひとつで結わえている。
美しく整った容姿は、昔から変わらない。
口の悪さもぶっきらぼうなところも、だけど本当はとっても優しいところも、出会った頃のまま。
『ローサ』
低くて落ち着いた声で名前を呼ばれると胸がきゅんっとなる。
いつからかわからないけど、私はお師匠様に恋をしていた。
小さな村の山の麓にちょっとボロくて狭い二階建ての家がある。
一階は仕事場、二回は居住スペース。
玉子の焼けるいい匂いに誘われて私はキッチンに顔を出した。
「お師匠様、おはよぉ」
「おお?やっと起きたか、寝坊助」
「寝坊助じゃないよ、お師匠様が早すぎるだけでしょ」
私はギギギっと椅子を引き座る。
すぐにできたてのオムレツとロールパンが目の前に置かれた。
「さっさと食っちまえ」
「はーい、いただきまぁす」
口の悪いお師匠様は私の前にどっかり座ると、自分もモソモソと食べだした。
「美味しいっ!」
「そりゃよかったな」
満面の笑みの私と対照的にお師匠様はクールに笑った。
その顔はいつ見ても格好いい。
銀色で細く流れるような髪は肩より長く、ひとつで結わえている。
美しく整った容姿は、昔から変わらない。
口の悪さもぶっきらぼうなところも、だけど本当はとっても優しいところも、出会った頃のまま。
『ローサ』
低くて落ち着いた声で名前を呼ばれると胸がきゅんっとなる。
いつからかわからないけど、私はお師匠様に恋をしていた。