君が好きなだけ。

2

塾の休憩室の机に突っ伏して、次の講義まで寝てた私。




ほっぺをつねられて目が覚めた。





「ん、いたい……」



「…おはよ、彩海」




クスクス笑うのは、つねった犯人の君。




「もう講義の時間、?」



「いや、まだ30分前」



「……なんで起こしたの」




寝起きは機嫌が悪い。




そんなのはとっくに知ってるはずなのに笑ってる。……なんなのさ、ほんとに。





「……彩海に、伝えなきゃいけない事があってさ」




急に真剣な顔になったから、少し怖い。
え、なにやらかしたんだろ、。




「俺さ、彩海のこと好きなんだよね」




「………、え?」



好き、、、聞き間違え?




「彩海が好きだよ、俺。




だからさ、

















俺と付き合ってよ?」
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