3年後離婚するはずが、敏腕ドクターの切愛には抗えない
『条件④ 必要があれば、協力し合うこと』
土曜日、私と理人さんは家を出て祖母の自宅へと向かった。
「いらっしゃい、ののちゃんに理人君。よく来てくれたわね。どうぞ上がって」
玄関でにこやかに出迎えてくれた祖母に、理人さんとふたりで来られて本当によかったと思う。
一緒に祖母の家に行ってほしいとお願いした次の日、さっそく理人さんは他のドクターに相談をしてくれて、オペの予定もなかったことから調整してもらい、土日と休めることになった。
なんでも理人さんが言うには、休ませてほしいと言った時、みんな耳を疑ったようで聞き返されたそうだ。そして快く休みを変わってくれたとか。
それを照れくさそうに話す姿が意外で、ちょっぴり胸がときめいてしまった。
祖母はわざわざ洋菓子店でケーキを買ってきてくれたようで、紅茶とともに出してくれた。
「これはおやつよ。お昼ご飯は張り切ってたくさん作っちゃったから、いっぱい食べていってね」
とは言うけれど、ケーキはひとつじゃなくふたつずつ出されたのに、さらに昼食もたくさん食べられるだろうか。
「いらっしゃい、ののちゃんに理人君。よく来てくれたわね。どうぞ上がって」
玄関でにこやかに出迎えてくれた祖母に、理人さんとふたりで来られて本当によかったと思う。
一緒に祖母の家に行ってほしいとお願いした次の日、さっそく理人さんは他のドクターに相談をしてくれて、オペの予定もなかったことから調整してもらい、土日と休めることになった。
なんでも理人さんが言うには、休ませてほしいと言った時、みんな耳を疑ったようで聞き返されたそうだ。そして快く休みを変わってくれたとか。
それを照れくさそうに話す姿が意外で、ちょっぴり胸がときめいてしまった。
祖母はわざわざ洋菓子店でケーキを買ってきてくれたようで、紅茶とともに出してくれた。
「これはおやつよ。お昼ご飯は張り切ってたくさん作っちゃったから、いっぱい食べていってね」
とは言うけれど、ケーキはひとつじゃなくふたつずつ出されたのに、さらに昼食もたくさん食べられるだろうか。