3年後離婚するはずが、敏腕ドクターの切愛には抗えない
恥ずかしくてたまらなかったのに、次第に緊張は解けて理人さんのキスに溺れていく。数えきれないほどキスを交わした後、理人さんは名残惜しそうにキスを止めた。
「だめだ、これ以上したら止まらなくなる」
深く息を吐きながら私から離れていく彼の腕を、咄嗟に掴んでしまった。
「野々花?」
「あ……ごめんなさい。なんか、寂しくなっちゃって」
それにもっとキスしていたかった。……とは絶対に言えない。
さらに身体が熱くなるのを感じていると、理人さんは盛大なため息を漏らした。
「本当に止まらなくなるから、そういう可愛いこと言うの禁止。……野々花が元気になったら覚悟しておけよ」
そう言って私の額にキスをした理人さんは、まるで少年のように笑う。その笑顔に胸が苦しくなったのは言うまでもない。
それから理人さんは毎日私の病室で寝泊まりをするようになった。寝る前にお互いの話をしたり、今後のことを話したりと以前よりも確実に距離は縮まっていると思う。
理人さんと話し合い、私は仕事を辞めることにした。回復してからリハビリが始まるし、最低でも三カ月はかかる。
「だめだ、これ以上したら止まらなくなる」
深く息を吐きながら私から離れていく彼の腕を、咄嗟に掴んでしまった。
「野々花?」
「あ……ごめんなさい。なんか、寂しくなっちゃって」
それにもっとキスしていたかった。……とは絶対に言えない。
さらに身体が熱くなるのを感じていると、理人さんは盛大なため息を漏らした。
「本当に止まらなくなるから、そういう可愛いこと言うの禁止。……野々花が元気になったら覚悟しておけよ」
そう言って私の額にキスをした理人さんは、まるで少年のように笑う。その笑顔に胸が苦しくなったのは言うまでもない。
それから理人さんは毎日私の病室で寝泊まりをするようになった。寝る前にお互いの話をしたり、今後のことを話したりと以前よりも確実に距離は縮まっていると思う。
理人さんと話し合い、私は仕事を辞めることにした。回復してからリハビリが始まるし、最低でも三カ月はかかる。