ないものねだり。
結局のところ才能がものを言う世界。
あの子はなんでも出来て、友達もたくさんいて。
あの子ばかり愛される世界。
「そんなの、ずるいよ…」
結局のところ才能がものを言う世界。
注目され続けて、変な期待を周りから押し付けられて。
私はそのプレッシャーに押しつぶされそうで。
あの子はなんでも自由に出来てずるい。
趣味も、勉強も、全てにおいて。
あの子ばかり飛べる世界。
「そんなの、ずるいよ…」
人望も、人気も、勉強ができるのも、スポーツができるのも全て一種の才能のようなもので、みんな一緒のスタートは切れない。
でも、スタートが違くても努力すれば才能を超えられる。そう考えられる人もいる。
結局はみんなないものねだり。
今を維持し続けるのか、努力で才能を超えていくのか。
後者のことを私は”最も持つことが難しく、強い才能”だと信じている。
その才能は唯一、決して神様から与えられることはないから。