幸せのつかみ方
屋上のプロポーズの後、私たちは予約していたレストランに行った。
そこは以前、直幸がプレゼントしてくれた夜景の綺麗なレストランだった。
美味しい料理と綺麗な夜景を堪能した。
楽しい時間はあっという間に過ぎていき、ラストのデザートになった。
運ばれてきたデザートのプレートには、クリスマスらしいデコレーションがされていた。
「可愛い」
と言ったそのチョコレートでできた枝にリングが掛けられていた。
驚く私に、腕いっぱいのバラの花束を渡された。
「本当はここでプロポーズするはずだったんだけど」
と樹さんはいつものように優しく、甘く微笑んだ。
「もう一度・・・もう一度言ってくれないの?」
私がせがむと嬉しそうに「何度でも言うよ」とほほ笑んだ。
「愛してるよ、千夏。
絶対に、俺が千夏を幸せにするよ。だから、俺と結婚してください」
「はい」
溢れてくる涙。
抱きしめられた。
「・・・ちょっと花束、でかすぎたな」
と苦笑いする樹さん。
花束をテーブルに置き、薬指にリングをはめられた。
END
そこは以前、直幸がプレゼントしてくれた夜景の綺麗なレストランだった。
美味しい料理と綺麗な夜景を堪能した。
楽しい時間はあっという間に過ぎていき、ラストのデザートになった。
運ばれてきたデザートのプレートには、クリスマスらしいデコレーションがされていた。
「可愛い」
と言ったそのチョコレートでできた枝にリングが掛けられていた。
驚く私に、腕いっぱいのバラの花束を渡された。
「本当はここでプロポーズするはずだったんだけど」
と樹さんはいつものように優しく、甘く微笑んだ。
「もう一度・・・もう一度言ってくれないの?」
私がせがむと嬉しそうに「何度でも言うよ」とほほ笑んだ。
「愛してるよ、千夏。
絶対に、俺が千夏を幸せにするよ。だから、俺と結婚してください」
「はい」
溢れてくる涙。
抱きしめられた。
「・・・ちょっと花束、でかすぎたな」
と苦笑いする樹さん。
花束をテーブルに置き、薬指にリングをはめられた。
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