幸せのつかみ方
現在 <人生の残り半分>
息子とデート
PM7:30。
直幸と待ち合わせの駅に着いた。
「母さん」
改札の近くで、直幸はにこにこと笑って手を振っていた。
スーツを着た息子。大人になったなあ。
「何、食べようか?」
と尋ねると、
「イタリアンは?母さん好きだろ?」
と直幸。
「うーん。イタリアンかあ・・・」
昼休憩に樹さんからイタリアンを食べに行こうと誘われたのを思い出す。
樹さんも食べたがっていたカルパッチョ・・・。
何となく私だけイタリアンを食べるのは申し訳ない気持ちになる。
「他の物がいいなあ。・・・インド料理。うん」
「インド料理?」
「本格的なスパイスカレーにタンドリーチキン、ほんのり甘くて香ばしいナン。うん。お母さんはインド料理が食べたいです」
「OK!」
直幸はスマホで店を探して、二人で歩いて行けるおいしそうなお店を見つけてくれた。
二人で並んで歩く。
背が高い息子の顔を見ようよすると見上げる様になってしまう。
「大きくなったね」
「おかげさまで」
「初めて立った時は母さんの膝を持ってたのにね」
「いくつの時と比べてんだよ」
「ふふふふ」
大きくなった息子と食事に行って、お酒を飲める。
とても幸せなことだと思った。
直幸と待ち合わせの駅に着いた。
「母さん」
改札の近くで、直幸はにこにこと笑って手を振っていた。
スーツを着た息子。大人になったなあ。
「何、食べようか?」
と尋ねると、
「イタリアンは?母さん好きだろ?」
と直幸。
「うーん。イタリアンかあ・・・」
昼休憩に樹さんからイタリアンを食べに行こうと誘われたのを思い出す。
樹さんも食べたがっていたカルパッチョ・・・。
何となく私だけイタリアンを食べるのは申し訳ない気持ちになる。
「他の物がいいなあ。・・・インド料理。うん」
「インド料理?」
「本格的なスパイスカレーにタンドリーチキン、ほんのり甘くて香ばしいナン。うん。お母さんはインド料理が食べたいです」
「OK!」
直幸はスマホで店を探して、二人で歩いて行けるおいしそうなお店を見つけてくれた。
二人で並んで歩く。
背が高い息子の顔を見ようよすると見上げる様になってしまう。
「大きくなったね」
「おかげさまで」
「初めて立った時は母さんの膝を持ってたのにね」
「いくつの時と比べてんだよ」
「ふふふふ」
大きくなった息子と食事に行って、お酒を飲める。
とても幸せなことだと思った。