幸せのつかみ方
現在 <溶けない心>
恋じゃない
部屋の掃除を一通り終わらせ、コーヒーを入れた。
ビーズクッションに座ってコーヒーを飲む。
ベッドの端に置いた肉まんの帽子を手に取る。
「ふかふかで気持ちいいな」
と昨日の『お散歩』を思い出す。
私は『お散歩』と言い張った。
半分こして食べた肉まん。
転びかけて支えられた腰。
繋いだ手。
引き寄せられた肩。
ぶつかった胸板。
頬に触れる指先。
耳のすぐ近くで落とされる低い声。
笑い声。
見つめる瞳。
笑顔・・・・・。
これを人は・・・・
『恋』というのだろう・・・か?
たぶん、『恋』の少し前。
ドキドキしただけ。
意識しただけ。
まだ、『恋』なんて言える代物じゃない。
肉まん帽子をふざけて被ったら、ポンポンと頭を撫でられた。
肉まん帽子をかぶってみる。
再び樹さんと過ごした機能を思い出しながら、テーブルの上のコーヒーに手を伸ばす。
ピロン♪~。
スマホがLINEの通知を知らせた。
樹さん?
と思い、スマホを手に取る。
ビーズクッションに座ってコーヒーを飲む。
ベッドの端に置いた肉まんの帽子を手に取る。
「ふかふかで気持ちいいな」
と昨日の『お散歩』を思い出す。
私は『お散歩』と言い張った。
半分こして食べた肉まん。
転びかけて支えられた腰。
繋いだ手。
引き寄せられた肩。
ぶつかった胸板。
頬に触れる指先。
耳のすぐ近くで落とされる低い声。
笑い声。
見つめる瞳。
笑顔・・・・・。
これを人は・・・・
『恋』というのだろう・・・か?
たぶん、『恋』の少し前。
ドキドキしただけ。
意識しただけ。
まだ、『恋』なんて言える代物じゃない。
肉まん帽子をふざけて被ったら、ポンポンと頭を撫でられた。
肉まん帽子をかぶってみる。
再び樹さんと過ごした機能を思い出しながら、テーブルの上のコーヒーに手を伸ばす。
ピロン♪~。
スマホがLINEの通知を知らせた。
樹さん?
と思い、スマホを手に取る。