太陽の王子様と月の御令嬢〜禁断の恋は焦ったい？〜

番外編

ブラッドから熱烈な告白を受けたことで、自分の気持ちに気付くことが出来た。
そしてティアラの想いもブラッドに伝わったことで二人は両想いとなった。


「わたしも、あなたの事が好きです」


満面の笑みでブ気持ちを伝えてくれたティアラだったが、彼女のあまりの可愛さに思考停止した。
そしてフラリとよろめいてから倒れ込んだ。

折角の場面が台無しである。

そのまま自分の顔を手で覆いながら丸まっているとリンナとラーナに指でツンツンと突かれて遊ばれていた。

ティアラも同様にブラッドの側に行くと床に寝転がっているブラッドを突いたり花を飾ったりしながら遊んでいた。

ティアラも参戦した為、起き上がるタイミングを失ったブラッドは暫くされるがままだった。

その後、よたよたと立ち上がりラーナと共に城へと向かった後に風のような速さで婚約手続きを済ませたのだった。

そして今日、ブラッドは花束とプレゼントを持ってフルムーン家に向かっていた。
今日はティアラとのデートの日だった。

もうすぐ婚約お披露目パーティーも控えている。
ティアラとの関係は怖いくらいに順調だった。

ずっと片想いしていたティアラとは体質のこともあり、結ばれるとは思っていなかった為に夢心地だった。
最近は浮かれすぎだと、リンナとラーナに怒られてばかりだ。
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