君が誰よりも好きだから
なんで、まだ大好きなのに、好きで好きでたまらないのに


ねぇ冬貴。小さな頃一緒にお祭りで買ったお揃いの光る指輪、ずっと大切にしてるよ。


嘘だったと信じたい。

夢だと信じたい。


でも、でも!


ぽつぽつと頬に流れる涙が、


私の心のような黒い雲がどんどん私を不安にさせていく。


可愛くて、綺麗でスタイルも良くて、服も可愛くて。


きっと素直で1人で溜め込まずに適度に弱音を吐くんだろう。


震える手を、足を無視して、家へと帰る。


冬貴に聞こう。そう思って。
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