君が誰よりも好きだから
次の日友達に冬貴のことを聞くと悲しそうな顔で話してくれた。
名前は凜々(りり)。
「前から気づいてたんだよ白羽くんのこと、女の子と歩いてたり、カフェでご飯食べてたり。でも信じてくれなかったから、佳奈が。」
確かにそんな話をされた記憶もある。でもあの冬貴だ。そんなわけないと思って適当に聞き流していたんだろう。
「6月入ってからかな?女の子に買い物とか誘われても断らずに王子様みたいな対応してるし。それまでは佳奈一筋ですって感じだったけどね」
私がなにかしたのかもしれない。
知らない間に冬貴に飽きられたってことだ。
普段なら嘘でしょって凜々に言うけどあの光景を見たあとだ。
いくらなんでも信じてしまう。
冬貴のためにも私のためにも今日話さないと。
名前は凜々(りり)。
「前から気づいてたんだよ白羽くんのこと、女の子と歩いてたり、カフェでご飯食べてたり。でも信じてくれなかったから、佳奈が。」
確かにそんな話をされた記憶もある。でもあの冬貴だ。そんなわけないと思って適当に聞き流していたんだろう。
「6月入ってからかな?女の子に買い物とか誘われても断らずに王子様みたいな対応してるし。それまでは佳奈一筋ですって感じだったけどね」
私がなにかしたのかもしれない。
知らない間に冬貴に飽きられたってことだ。
普段なら嘘でしょって凜々に言うけどあの光景を見たあとだ。
いくらなんでも信じてしまう。
冬貴のためにも私のためにも今日話さないと。