衣織くんは看病したい


夢原の背中に、手のひらを当てた俺。


自分の胸元に、大好きな子を引き寄せる。




「いいい…衣織君?

 なんでこんなことするの?」



なんでって?



「大好きだからだよ、夢原のことが。

 高校の入学式の時から、ずっとね」




俺の腕の中で、オロオロと戸惑う夢原。


俺にドキドキしてくれてるのが、丸わかり。



か……可愛い///




もっともっと、キュンキュンさせたい。


24時間、俺に夢中になるように。


夢の中でも、俺沼に浸りきってくれるように。



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