屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。

セットされた明るめの茶髪と、片耳だけに空いたシルバーピアス。



大きい目元に高い鼻、薄い唇がバランスよく置かれていて。



足はスラッと長く、モデルのようなスタイルをしている。



イケメンの友達(?)もイケメンなんだなぁ…。



なんて心の中で思っていると、イケメン先輩は呆れたように肩をすくめて爆弾発言を落とした。



「はぁ…まぁいいけどさ。ってか、廿楽くんにようやく可愛い彼女ができたとはね。教えてくれないなんて水臭いじゃん」



か、彼女……!?



今この先輩、私のこと廿楽くんの彼女って言った…?

< 100 / 343 >

この作品をシェア

pagetop