屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。

いやいや、そりゃ明楽先輩なんだから当たり前のことでしょ。



今さら何を思ったのか、いちいち細かいことが気になってしまった。



今はワッフルが優先だ…!



もう一度メニュー表とにらめっこして、ようやく決めた頃に私たちの番となった。



「ご注文をお伺いします」



「俺はクッキー&クリームで…心優ちゃんは?」



「私は宇治抹茶お願いします!」



「かしこまりました。少々お待ちください」



勢いよくそう言うと、お店の人はクスッと笑ってから作り出した。



「ふっ…心優ちゃん、そんなに抹茶好きなんだ?」



「そ、そうですけど…先輩まで笑わないでください…!」



私だって、今のはちょっと子供っぽかったなと思って反省してるんだから。
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