屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。

そういえばお家の人っていない…んだろうな、あの感じだと。



玄関に用意されていたスリッパは、全て綺麗に収納されていた。



親がいないと私のことも家に上げていないだろう。



こんな家に、夜まで1人なんて…。



私だったら耐えられないなぁと思いつつ、シャワーを浴びてお風呂に浸かった。



しばらくしてから浴室を出て、体を拭いたり髪の毛を乾かしたあと、先輩が用意してくれた服に袖を通す。



シンプルなパーカーとスウェットは、先輩のものなのかかなり大きめ。



うーん…これなら下履かなくても大丈夫そうだな。



パーカーが私には大きくて、ほとんどワンピース状態だったからスウェットはそのまま置いておく。



よし、これでオッケー。
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