屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。

すると、その男子生徒はゆっくりと目を開け、私の方に視線をやった…後、明らかに嫌そうな顔をした。




「…それはこっちのセリフ。寝てる人の邪魔した罪は重いよ?」




「へ…つ、つみ…?」




な、何を言っているだろう…というか…。




言っていることの意味は分からないけど、一つだけわかることがある。




それは、この男の子の顔が物凄く整っているということだ。




色素の薄い瞳に高い鼻、形のいい薄い唇は少し色っぽい。


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