屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。
授業が終わる頃には、なんとか普通の人並みにまで成長していて。
「うん、すごく上手くなってるよ…!音海さん上達早いね〜!」
「ほ、ほんと…!?よかったぁ…篠原さんありがとう!」
「ううん、音海さんが頑張ったからだよ!この後の練習試合も頑張ろ!」
うぅ…嬉しすぎる。
まさかこんなにできるようになるとは…。
2人で笑いあっていたら、ちょうどチャイムが鳴って一旦休憩となった。
「じゃあ、またあとでね〜」
「うん…!」
篠原さんはバスケリーダに呼ばれたため、私はひとりぼっちになってしまった。