屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。
***
それが彼との出会いであり、膝枕をした経緯である。
いや、だからってこうはならないよね普通!?
うんうん、と納得できる話ではない。
全く理解不能。
あまり慣れていない膝の重みに恥ずかしくなってきて、いちいちキョロキョロしてしまう。
だって、だって、わかっちゃったんだもん。
この人の正体が。
もちろん男の子に膝枕なんてしたことがないし、誰であろうとこの状況は恥ずかしいと思う。
でも、この人の正体…それは…。