屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。

「それはこっちのセリフ。また来たの?」



「わあ、先輩に向かってその態度。ほんと、そういうとこ直した方がいいよ?」



「よけーなお世話」



…………え?



この2人が普通に会話していて目が点になった。



もしかして、知り合い……とかなの?



信じられなくて、男子生徒をまじまじ見てしまう。



よく見たら、たしかに上履きの色が違うから先輩のようだ。



そして、もうひとつわかったことがある。



それは、この先輩も廿楽くんに引けを取らないくらいかっこいいということ。
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