猫系彼氏の扱い方。


一度そう思うと頭から離れなくて


花火なんか見てられなくて


桐生くんのことも見れなくて


もやもやする


わたし、独占欲強いのかも。



「…中野?」



すっきりしたい


でもこわい


まあいいか、きいてしまえ!



「桐生くん、わたしのことすき?」



ドーン



そう言い終わったと同時に、最後の一発が放たれた。



誰もいない、花火もない。



お陰でとっても静かで、気まずい。。。


「…あ、ごめん、変なこと聞いて。

今のはなし。なかったことにして」


桐生くんの顔が崩れていたので、居ても立っても居られなくなった。



「じゃあ、かえろっか、」



そう言って回れ右をした瞬間
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