頼むから俺のになって
〜告白〜
こんにちは。
夏波 ひかりです (なつな ひかり)。
えーと、なぜか、今30人ぐらいの男子に追いかけられてます。
「オレと付き合ってくれーー!」
「ヒカリちゃんーー!オレにしてー!」
「いいや、オレだー!」
なんか、うるさい。
このままだと、やばいな。
ここは、夏波高校。そう、ここの学生です
今、廊下を走っているのだけど、、、
授業はじまるかな?
まぁ上手く撒こ
ふぅ
上手く撒けたね
そう思いながら自分の教室に入る。
「ひかり〜今日も追いかけられてたわけ?」
「毎度毎度しつこいね〜」
私に話しかけて来たこいつは田川 愛香 (たがわ あいか)
「ほんと、やめてほしい」
私は本心を伝える。
「あ、そーだ!」
「なに?」
気になったことを聞く
「1年であの!人気な、早川さんがヒカリのこと呼んでたわよ!」
「?早川ってだれ?」
「は?」
「本気で言ってる?」
「うん?」
訳がわからないのだけど
誰か簡単に説明して.....
「はぁ あのね?早川 翔さんは学園のマドンナなのよ?そして、とっても可愛い男の子よ!」
「へー」
「その人からのお呼びだしよ?わかるわよね?」
「女子にキレられる。」
「あながち、間違いではないけど、」
「でもヒカリの可愛さなら納得するんじゃないかしら」
は?そんなこと、ないない
私には関係ない
可愛くないし
「まぁでも、とにかく早川さんからの呼び出しよ?体育館裏らしいわ」
仕方ない。愛香が言うなら行くか。
私の大事な愛ちゃんだから♪
「今キモいこと思ったわね?」
「は?何のこと」
こうゆう、やつは知らないふりが1番だね
放課後でいいよな?いいか
キーンコーンカーンコーン
放課後。
何の用事だろ
一人トボトボ歩きながら考える。
着いた。ここで合ってるかな?
あ、人、いる
「あの、あなたですか?私を呼んだの」
「は、はい!えぇとぼ、ぼくは早川 翔です、、、!!!」
知ってる
「うん。で、用件は?」
早く帰りたい
「あ、あぁの!ぼ、ぼくと......つ、付き合ってください......!!!!」
今日の夕飯、、え?
「今なんて?」
「えぇとですから、付き合ってください!」
「無理」
私がそう告げると早川?は顔を真っ青にした。
大丈夫か?
「じゃあ.....友達は?」
恐る恐る聞いてくる。
友達だたらいいか?いいか
「あぁいいよ。」
「ほんと!?あ、ありがとー!」
なんて言うか元気だな。
「じゃあ、今日は僕と帰らない?」
「いいよ」
断る理由もないし大丈夫か、
早川はぱぁぁと顔を笑顔になる。
そして、そこから会話は全然つまらないことはない。むしろ楽しい。
人の会話ってこんな楽しかったか?
早川は家の前まで送ってくれた。
別にいいって言ったのに
「ありがとう」
「全然大丈夫!むしろ楽しかったよ!」
それは同感
「また明日ね」
「うん明日!」
私は知らなかった。
「はぁーなんだ、あの可愛さ反則だろ」
「早く俺のもんにならねーかな」
早川はこんなことを言っていたのを。
私は昨日の出来事を愛香にすべて伝えた。
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