シュリ王子は連れ帰りたい
いきなり野獣っぽい表情になった
シュリ君。
私の唇に、自分の唇を
強く押し当ててくるんだもん。
角度を変え
何度も何度も攻撃される
荒々しいキスの嵐。
私は息ができないほど
ハートがトロけてしまった。
ゆっくりと離れていく、彼の唇。
ベッドに寝転ぶ私の上には
覆いかぶさるように布団に手をつく
シュリ君がいて
優しげな表情で
私だけを見つめてくる。
「理亜って
明日も仕事はお休みだよね?」
「2連休だから、そうだけど……」
「じゃあ、決まりね」
「決まりって?」
「明日の朝まで、理亜のことを
可愛がり続けてあげるよ」
「えっ?」
「絶対に寝かさないから。
朝まで俺に溺愛されまくる覚悟
ちゃ~んとしておいてね」
ひぃえぇぇぇぇ。
UFOの中で
朝まで、何をされちゃうの??