シュリ王子は連れ帰りたい



シュリ君と出会ってから、今日で2週間。


極甘な時間が過ぎるのは、早いなぁ。


私達は今

地球と宇宙を行ったり来たりの

刺激的な毎日を送っています。




ただ今、夜の7時。


地球から、シュリ君のお家というか

巨大なお城に帰るため

アヤセに乗って、向かっているところ。



私達は並んでソファに座り

たわいもないお喋り中です。



「まさか世界の国々が
 別荘をプレゼントしてくれるなんて
 ビックリだったね。
 
 私たちが
 いつでも使えるようにって」



「それくらいしてくれて当然でしょ?

 ゾンビに怯えない平和な日常を
 俺が作ってあげたんだから」



「フフフ~
 シュリ君は地球人にとって
 カッコいいヒーローだね」



「カッコいいヒーローって……
 アミュレンジャーじゃん」



「なに……それ?」


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