シュリ王子は連れ帰りたい
「アイドルグループ
アミュレットの4人がなりきった
戦隊ヒーロー。
俺の推しの綾星はブルー。
DVDあるけど、今から見る?
ちょっと待って。
見るなら、俺が作った
推しのうちわを用意しなきゃ。
いやいや、それだけじゃ足りないか。
アミュのライブ衣装
そっくりに作らせたあの服と
バンダナをまとって……
理亜には何を着せよう?
やっぱりセンターの雅の……」
「アハハ~。シュリ君って
大好きなアイドルのこととなる
急にテンションが上がっちゃうんだから」
「俺に幻滅した?」
「ううん。
可愛いなって思ってるよ。
星の王子として
住民の前で話すときは
大人っぽくて凛としてるから
キュートな時とのギャップが
最高だなって思うし」
「よかった。
理亜に幻滅されてなくて」