友達婚~5年もあいつに片想い~
「ただいま。」
玄関を開けると、既にいい香りがする。
「お帰り、梨衣。」
ひょっこり顔を出した大樹の顔は、見た事ないくらいに笑顔だった。
「お帰りなさい、梨衣さん。お仕事、お疲れ様ね。」
「ありがとうございます。」
そうなんだよね。
お義母さん、いい人だから文句言えないんだよ。
「お腹空いたでしょ。夕食作ってあるの。」
キッチンを見ると、これまた豪勢な夕食が。
そしてふと気づく。
家の中が片付いている事に!
「お義母さん、もしかして家の中……」
「ああ、片付けて掃除機かけておいたの。どう?私も少しは役に立つでしょ。」
少しばかりか、大いに役立ちすぎて、私の居場所、なくなりそうです。
「母さんが家事やってくれて、梨衣も少しは楽になっただろう?」
「大樹の馬鹿。」
「は?何で?」
私はちょっと落ち込み気味に、ベランダのサボテンを見た。
玄関を開けると、既にいい香りがする。
「お帰り、梨衣。」
ひょっこり顔を出した大樹の顔は、見た事ないくらいに笑顔だった。
「お帰りなさい、梨衣さん。お仕事、お疲れ様ね。」
「ありがとうございます。」
そうなんだよね。
お義母さん、いい人だから文句言えないんだよ。
「お腹空いたでしょ。夕食作ってあるの。」
キッチンを見ると、これまた豪勢な夕食が。
そしてふと気づく。
家の中が片付いている事に!
「お義母さん、もしかして家の中……」
「ああ、片付けて掃除機かけておいたの。どう?私も少しは役に立つでしょ。」
少しばかりか、大いに役立ちすぎて、私の居場所、なくなりそうです。
「母さんが家事やってくれて、梨衣も少しは楽になっただろう?」
「大樹の馬鹿。」
「は?何で?」
私はちょっと落ち込み気味に、ベランダのサボテンを見た。