友達婚~5年もあいつに片想い~
「それで?ご家族は、この結婚について、どう思っているの?」
来たか、その質問。
「私は、家族と疎遠になっているので、結婚した事は知りません。」
「あら。」
お義母さんは、足を止めてしまった。
まずかったかな。
嘘でも知っているって言えばよかったかな。
「ご両親共に?」
「いえ、父は私が幼い頃に亡くなって、母が再婚したものですから、祖母に預けられたんです。その祖母も他界してしまって。」
「そう。悪い事聞いたわね。」
「いえ。説明するのは、慣れています。」
そしてお義母さんは再び、歩き始めた。
「梨衣さんは、子供の事どう思っているの?」
「えっ?」
「家族関係が上手くいっていないと、子供も欲しくないって言う人、いるでしょう。」
来たか、その質問。
「私は、家族と疎遠になっているので、結婚した事は知りません。」
「あら。」
お義母さんは、足を止めてしまった。
まずかったかな。
嘘でも知っているって言えばよかったかな。
「ご両親共に?」
「いえ、父は私が幼い頃に亡くなって、母が再婚したものですから、祖母に預けられたんです。その祖母も他界してしまって。」
「そう。悪い事聞いたわね。」
「いえ。説明するのは、慣れています。」
そしてお義母さんは再び、歩き始めた。
「梨衣さんは、子供の事どう思っているの?」
「えっ?」
「家族関係が上手くいっていないと、子供も欲しくないって言う人、いるでしょう。」