友達婚~5年もあいつに片想い~

迷い

私が大樹の家に引っ越して来てから1週間が経った。

今では、朝お弁当を持って行くのが、大樹の日課になった。

朝は面倒だけど、大樹の為だったら、頑張れる自分がいた。


「おはよう、あず。」

「おはよう、梨衣。」

席が近くのあずとは、毎朝世間話をするのが、私の日課になってた。

「そう言えば課長に、石黒と塚田は付き合っているのかって聞かれたよ。」

「マジで?」

「さあ?って答えておいたけど、課長に結婚の報告してなかったの?」

「たぶん。私もしてないし。そう聞かれるって事は、大樹もしていない?」

課長にはこの前、大樹に抱き寄せられた時の事を、見られていたんだよね。

「どうするの?これから話に行くの?」

「うーん。大樹と話してみて決めるけど。」

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