友達婚~5年もあいつに片想い~
「今日はちょっと無理。」
『じゃあ、明日は?』
「明日も……」
『だったら、明後日にしよう。』
半ば強引に、決められた感じ。
『なあ、昔のよしみだろ。』
「うん。」
もしかしたら、あのまま上手くいっていれば、私は武蔵と結婚していたかもしれない。
その考えが、無下に元カレを断れない理由にしていた。
『また連絡する。』
そう言って武蔵は、電話を切った。
「相変わらず、自分勝手な人。」
付き合っている時からそうだった。
自分であれこれ決めて、私には結果だけを教える人だった。
「明後日ね。」
本当は、明日でもよかったんだけど、今日の明日って、早すぎると思ったんだ。
「元カレか。」
ベランダから見える空を見ると、とても青かった。
『じゃあ、明日は?』
「明日も……」
『だったら、明後日にしよう。』
半ば強引に、決められた感じ。
『なあ、昔のよしみだろ。』
「うん。」
もしかしたら、あのまま上手くいっていれば、私は武蔵と結婚していたかもしれない。
その考えが、無下に元カレを断れない理由にしていた。
『また連絡する。』
そう言って武蔵は、電話を切った。
「相変わらず、自分勝手な人。」
付き合っている時からそうだった。
自分であれこれ決めて、私には結果だけを教える人だった。
「明後日ね。」
本当は、明日でもよかったんだけど、今日の明日って、早すぎると思ったんだ。
「元カレか。」
ベランダから見える空を見ると、とても青かった。