故意な恋~ヤンデレ御曹司に戦略的に囲い込まれていく~


盗み聞きする気は断じてなかったが、自分の名前が出てきたので思わず足を止めてしまった。

「依里とあいつらを完全に引き離すには、戸籍を外してしまうのが一番だからな」

『準備は…して…』

「あぁ、それで頼む。それから脅す材料も揃えておけ。

一つでも多いに越したことはないからな」

『はい。それから、あの件が…、難航…』


その後は仕事の話になったので、その場を去った。
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