故意な恋~ヤンデレ御曹司に戦略的に囲い込まれていく~
「ところで、一つ質問が」
「なんでしょう?」
「これは仕事とは関係ないのですが…。晴人様とお付き合いされているとか」
「あっ…、はい。まぁ…」
人から面と向かって言われるのは初めてなので、少し照れ臭い。
「長年、晴人様のことを見てきましたが、あなたと出会ってからは感情を表に出すようになって
とても人間らしくなりました。表情筋が動くことは皆無だったのにも関わらずです」