故意な恋~ヤンデレ御曹司に戦略的に囲い込まれていく~
やたらと分厚いメニュー表からお茶を注文して、ティムの知り合いを待つ。
『もう来てると思いましたよ』
『彼は仕事が忙しいからね。許してやってくれ』
『お金持ちって、何もしなくてもお金が入ってきて悠々自適の生活をしてるって思われがちですけど、
本当のお金持ちはちゃんと働いてこそですもんね』
『知り合いにそういう人がいるの?』
『え?』
『いや、なんか。詳しいなと思って』