ステキな攻防戦
「私も嬉しいです」

私は言った。

東夏さんの気持ちを聞けたのも嬉しかったけれど、彼がそんなことを思ってくれていたことも嬉しかった。

「佐奈さん」

東夏さんは私を見つめると、
「もう1度、俺の生涯をかけて俺は君を幸せにすると約束しよう」
と、言った。

初対面でされたそのプロポーズのセリフを忘れる訳がなかった。

「私でいいんですか…?」

あの時と同じように返事をした私に、
「君がいいと言っているんだ」

東夏さんはあの時と同じように返事をしてくれた。

「喜んで、お受けします」

私の返事に、彼はあの時と同じく満足だと言うように笑った。

お互いの気持ちを確認しあうと、
「食べましょうか」

私は東夏さんに声をかけた。

「ああ、食べようか」

東夏さんは返事をすると、食事を始めた。

☆★END☆★
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