黒川と私。
私と黒川の遭遇。



春も過ぎ、梅雨が入るという時期のこと





「お......お腹痛い......」


腹痛に耐えられなくなり、怖い先生の授業を抜け出す。



「おい榊原(さかきばら)っ!!」



こ...怖いぃ〜〜〜




「せんせぇー、さかみゃ(私のあだ名)はお腹弱いんですよぉー」


あぁー、私のために説明してくれて...

浪切(なみきり)くん、神〜〜〜(泣)



私、榊原(さかきばら)美耶(みや)、高校二年生はとてもとてもお腹が弱いのである。




「先生すみませ......、保健室、行ってきます...」


頑張って声を振り絞った結果、


「お、おう.....」



先生もなにか察したらしく、色々言われずに済んだ。


と、ほっとしているのもつかの間。



耐えられない.....



うう......走って行きたいけど体力使うし....


ゆっくりしてたら......


てかもう限界に近いし......




うあぁーーーーーしかたねぇーーーーー



私は少ししゃがみ、その体勢で走った。


いや、これは走るって言うのか......??


うーん、わかんないけど走ったことにします!はい!!





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